◉沖藤武彦
ども。先日、映画「HOKUSAI」を観て、素晴らしい映画だけど史実にこだわる人が観たらヒトコト言いたくなるだろうなあ……と思いつつ、自分は「ボヘミアンラプソディ」を観て映画の脚本とはいえこれはちょっと……とモヤモヤして、ちっとも楽しめなかったことをだれにも言えず今日まで過ごしてきた沖藤です。
ああ、スッキリした。
たまにあるんですよね、大多数の人がいいと言っているものに全然同感できないことが。
なんてこと書いてたらあらま、金曜18時を過ぎてるじゃありませんか! YouTubeつり情報チャンネルの動画更新です(ほぼ毎週金曜18時に新しい動画をアップロードしております)。
今週アップロードした動画はこちら!
ガッツリ系マルイカ釣りのフロントランナー・中村イカ生のゼロテン教室です。
動画はこちらからどうぞ!
↓
沖釣りカレッジは00がマルイカでしたから、12回で再び巡ってきたことになります。というか、昨年は緊急事態宣言で教室スタイルを回避、今年はあらためて……が、今年も緊急事態宣言で中村さんお一人カレッジ。
ええい、いつまで続くんだい緊急事態。この際、なんでも「オリンピック」って名前をつけて強行しちゃえばいいんじゃないか? なんて毒を吐きたくなりますが、まあ、頑張るしかありません。
次回こそは、皆さんと一緒に、賑やかな釣り教室で収録したいものです。
ちなみに今回のカレッジ12・マルイカ編は現在発売中の『つり情報7月15日号』の取材、記事執筆、写真撮影、YouTube動画撮影、編集、サムネイル製作まで、すべてエディターKひとり。
いわゆる「ワンオペ」なんですが、昨日も銭洲遠征24時間コースでフル回転してもらったので、うなぎでもご馳走しないといけません。
で、その現在発売中の『つり情報7月15日号』は、自己記録のマダイを手にした照英さんが表紙です。
全国の書店、釣具店、Amazon、電子版ほか、Dマガジンなど読み放題サイトでもご覧になれます。
今回の連載「熱血!照英の釣りバカ紀行」は、タイラバで洲ノ崎のマダイに挑みました。
ことの顛末、謎の怪人など詳しくは本誌をご覧いただきたいのですが(ワタクシが写真、本文を担当しております)、照英さんらしいなあと思うのがこの写真。
とにかくタイラバをよく見つめていたんです。同行のタイラバの怪人のアドバイスでネクタイを替えたり、ヘッドを替えるたび、しげしげと眺めては理由を聞くんです。で、
「タイラバがお地蔵さんに見えてきた」
と言って拝んでいたのが、上の写真。いやね、拝む時も本気でしたよ。
照英さんはもちろん体育会系出身ですが、意外に(といっては失礼だけど)研究熱心でのめり込むタイプで、細かいことに気が付くし、鋭いんです。これも意外かもしれないけど、金魚の飼育では「金魚育成家」として有名で、水族館などのイベントなどにも出演しています。
連載ではコマセダイ、一つテンヤ、そしてタイラバときて、すべて本命を釣り、毎回サイズアップ、そして自己最大更新です。
その縁起よきタイラバがこちら!
ダイワの「紅牙・ベイラバーフリーα」。写真はパッケージから出してすぐ使えるワンデイパックで、ネクタイが3色セットされています。
『つり情報』では、この「紅牙・ベイラバーフリーαワンデイパック」60、80、100、120グラムの4個セットを抽選で読者プレゼント中。
すでに多数のご応募をいただいておりますが、7月15日まで、下記にて応募を受け付けています。
↓↓
http://tj-web.jp/blog/information/2021/06/30/presents-715-号-愛読者プレゼント/
※色はグリーン、レッド、オレンジで、指定はできません。
ちなみにこのワンデイパックは、ワタクシが個人的に唱えている「箱出し最強説」そのもの。
とくに取材時などは、プレッシャーのない釣り人の箱出しタイラバに敵うものはいない、とさえ思っております。
まあ、新品が強いというのは餌木やプラヅノ、スッテ、ルアーなど擬似餌の釣りでは定石ですが、釣具というのは新品を買ったからといってなかなか古い物を捨てられません。
ここで「釣れないから使わない」とか、売っちゃったり、捨てられればいいのでしょうが、妙なこだわりと少々の面倒臭さが相まって、捨てられない人がほとんどだと思います。
そんなこんなで、釣り暦が長いほど部屋に釣具がたまっていき、ついには溢れかえって、釣りをしない人から見ればガラクタ部屋になってしまう。
断捨離なんて言葉がありますが、それができたら、そこまで釣りにのめり込んでいないかもしれません。
ええ、ワタクシの部屋もカオスです。リストを作っておかないと、何があるかさえ分からない有り様。知らない人が見たらゴミ屋敷ですわ。
話は変わりますが、葛飾北斎は片付けをすることなく絵を描き続け、生活に支障をきたすほど住居がゴミで溢れかえると引っ越しを繰り返したと言われます。
冒頭に書いた映画「HOKUSAI」では、ゴミと画材に埋もれる「画狂」の様子は描かれていません。もしかしたら、ゴミの先にある北斎の姿を描いたのかもしれません。実際、田中泯さんと柳楽優弥さんの演技は、ゴミを吹き飛ばし人を吸い寄せる迫力がありました。
でも、もし「釣狂人卍」、みたいな稀代の釣りバカを描く映画があったとして、その舞台が釣具がほとんど見えない家と部屋だったら、皆さんはどう思いますか?
……ね。
というわけで、たまには映画をゆっくり観たいと思いつつ、オリンピックの影響で締切が前倒しになり、しばらく週末も取材、またはパソコンに向き合うことになりそうな沖藤でした。
それでは皆さん、よい週末を!