◎尾川 泰将
今朝は氷が張ってましたね。いよいよ本格的な冬の到来、凍ったデッキに足をとられないよう注意しましょう。
Wednesday尾川です。
どんなに寒かろうと、年末にかけて釣り人にはミッションがあります。それは大晦日から正月にかけて食卓に並べる食材の確保。
すでに冷凍庫にマダコをストックしている方もいることでしょうが、主役の魚はこれから釣りに行かねばなりません!……いや、mustじゃないなあ、家族はだれも期待してないし、釣りに行くより家の大掃除を手伝え! って感じですから。
納竿釣行に燃えるのは、ぶっちゃけ単なる釣り人の欲というわけですが、それをフォローするのが本誌の役目。というわけで『つり情報1月15日号』が本日発売です!
巻頭特集はマダイ、ヒラメ、アマダイの年末年始の釣行ガイド。正月膳にドーンと飾りたい魚です。
実はこの3魚、ある釣り場がシケで出船不能であっても、関東~東海にかけての風裏へ回ればどこかしらに乗合船がある釣り物。限られた日程の中で予定を立てやすいことも魅力なんですよね。
↑鈴木孝さんは、参加者が1枚釣るまで付きっきりでアドバイス
お次はカワハギ。スナイパー持ちの名手・鈴木孝さんと、新進気鋭の佐々木健仁さんのダブル講師で開催した「沖釣りカレッジ」を掲載。お二人とも参加者10名の席をまめに巡回し、マンツーマンで質問に答えてくださいました。
誌面ではその釣り方の要点を記事にしたので、ご一読ください。聞くところでは「釣具店からカワハギ仕掛けの在庫が尽きつつある」とのウワサですから、釣行を予定している方は早めにお店でブツを確保しましょう。
↑佐々木健仁さんは中オモリを使った誘い下げを伝授!
個人的にジンワリきたのは、小野信昭さん執筆の「諸国漫遊ボート釣り」で取り上げられている大分県杵築湾のアオギス釣り。
言わずと知れた絶滅危惧種ながら、大分では今も、細ぼそと生きながらえています。
アオギスが存続していける環境を守っていくことも、日本における「SDGs」の一つだよなぁ……と感じた次第です。
今年もあと二週間。釣れても釣れなくても、心地いい海上で2021を締めくくりましょう。
↑杵築湾のアオギス。背が藤色、腹ビレは黄色い。©️小野信昭(※無断転載禁止)