◉沖藤武彦

 

ども。愛車のバックモニターが映らなくなりオイル交換のついでに修理してもらいに行くのはいいものの、いざクルマ屋さんにいくと症状が出ないパターンだろうなあと、行く前から諦めている土曜日の昼下がり。皆様、いかがお過ごしでしょうか。まあ、そんなもんだよね、クルマって。

 

 

さて、今週は11月に入って茨城県南部も解禁、すでに開幕している外房、九十九里、銚子まで、ここにきて模様が上向いてきたヒラメ釣りのロケに、ちょいと飯岡まで行ってきました。

 

 

▲シーガープロモニター・女良(めら)圭佑さんと鈴木新太郎さんの2人が主役のヒラメ釣りは『隔週刊つり情報』にて記事を、「シーガーチャンネル」と「つり情報チャンネル」にて動画を掲載いたします。ちょっとネタバレですが、新太郎さんは緊急出動!沖釣りカレッジ、女良さんは1回の表から攻めまくりのヒラメ釣りを見せてくれました。おかげで1時間番組の濃さになってしまったので、編集するのに頭を抱えています、はい。

 

 

行ってみて驚きましたよ。平日だというのにヒラメ乗合は満船。この光景は鹿島でも、大原でも同じようで、ヒラメ人気の根強さを実感させます。

 

 

このヒラメ、釣り方やコツは色いろありますが、やっぱり一番大切なのは

 

 

エサ付け

 

 

ですよね。で、このエサ付けで毎回話題になるのが

 

 

ハリをどこに打つか

 

 

じゃないでしょうか。一般的にイワシは

 

 

親バリ=口か、鼻。

 

 

孫バリ=腹か、背。

 

 

これ、人によって様ざまです。

 

 

ちなみに、親バリは

 

 

外れにくい付け方

 

 

ができれば、鼻だろうと口だろうといいでしょうが

 

 

悩むのは孫バリ。

 

 

よく、ヒラメは海底からイワシの腹めがけて食い付くから

 

 

孫バリは腹側に打つべき

 

 

ただし、根周りや海藻がある場所では根掛かりを避けるため

 

 

孫バリは背側に打つべし。

 

 

と言われることが多く、実際、そう説明する人も多くいます。

 

 

ただ、今では、個人的に

 

 

親バリは口掛けじゃないと抜ける

 

 

孫バリを腹に打とうとするとウロコがはがれていうまくできない

 

 

この2つの理由から

 

 

親=口、孫=背

 

 

にしております。

 

 

どうしてもイワシの扱いがうまくいかず、鼻掛けにするとハリ先がイワシの目に刺さっちゃったり、腹側に孫を打つと外れてしまったり……。それで念入りにハリを打つと、イワシが弱っちゃうんです。

 

 

ちなみに、ヒラメ釣りの名手・鈴木新太郎さんのイワシの付け方は

 

 

 

 

口掛けと背掛け。

 

 

これがまた手際がよく、ウロコが取れず、イワシが弱らないように付けるんです。その姿勢や手の動きを見ると、やはり

 

 

イワシを弱らせず

 

 

確実にハリが打てて

 

 

イワシがよく泳ぐ

 

 

エサ付けなんです。

 

 

 

▲ロケでは新太郎さんにもカメラを付けてもらいハイスピードなども含め何回も撮影。釣りの技は言葉だけでなく、見る側がいかに「盗むか」。これが前編集長から受け継いだモットーでもあるので、盗める動画にしてみます。

 

 

で、ワタクシも同じ場所に打つのですが、新太郎さんのイワシは長持ち。何回でも入れ直しできますので、ほぼ確実に

 

 

1尾のイワシで1回はアタリを出させているんです。

 

 

これは釣果うんぬんの前に

 

 

ヒラメ釣りが格段に面白くなるうえ

 

 

エサを無駄にしない。

 

 

ある意味、ヒラメ釣りの極意じゃないかと思うほどです。

 

 

ロケでは新太郎さんのエサ付けにフォーカスして、かなりしつこく撮影するなかで、

 

 

実はヒラメ釣りのイワシエサは

 

 

どこにハリを打つか

 

 

よりも

 

 

どうやってハリを打つか。

 

 

つまり

 

 

自分なりの弱らせないハリの打ち方

 

 

が一番大切なのではないか?

 

 

と思った次第。そのあたり、手の動きなど、鈴木新太郎さんのエサ付けと、実はキモになっているはずの仕掛けの作り方をタップリ収録してきましたので、ぜひ、動画で紹介してみたいと思います。

 

 

と、言ったところで、山になっている動画ファイルの整理に戻ります。

 

 

納期は「なるはや」。いやはや、これは大変ですわ。

 

 

それではみなさん、よい週末を!