ども。昔はよくクルマもパンクしたけど最近はしないよねぇなんて話していた翌日、タイヤがパンクしていておったまげた沖藤です。いやはや。
船宿で船長に教えてもらって、完全に空気が抜けていなかったのですぐタイヤ屋さんに行って修理してもらったんですけどね、そのお店の方がみんな感じがよくて、ああ、いすみ市に移住する人の気持ちが分かるなあ、なんて思っちゃいました。
タイヤにはスクリューネジがキレイに刺さっていたそうで。これならそう簡単に空気は抜けないわな。
シケ前後はやっぱりマダイ?
そうそう、いすみ市。今、大原沖のマダイがよく釣れていましてね。宮本英彦さんと一つテンヤマダイの撮影に行ってたんです。
シケの合間の貴重な時間で、海はそれなりに悪く、濁っていたのですが、実はマダイはそんなときによく食うもので、雨上がりの夜明けから入れ食いのスタート。小~中ダイがひっきりなしにアタってきました。
この模様はYouTubeつり情報チャンネルにて後日アップロードする予定ですが、ヒデさんと2人して思ったのが
「一つテンヤが始まったころのような海」
ということ。とくにヒデさんは十数年前、一つテンヤが乗合として確立する前から毎日のように大原に通っていましたから、水深、マダイのサイズ、潮の濁り具合、中~大鯛の比率、すべて感覚的に覚えているわけです。
そのヒデさんが、今年の大原は十数年前みたいだ。としきりに言うんです。
てことは、ですよ。この後はこんな展開になるのかもしれません。
11~12月=水深20メートル前後で2~3キロ級交じりで中~小鯛の数釣りが続く。
1月=数釣りが落ち着くと突然、大鯛が数日間荒食いする。
2~3月=イワシの群れに着いた大鯛を狙う「イワシトルネード」発生
とまあ、いつ行っても面白い展開になるのではないか、と思ったりもするわけです。
一つテンヤ・ルネッサンス到来か
この一つテンヤ、ここ数年は関東より、瀬戸内海での生きエビを使った「リアクション」釣法が脚光を浴びて、西日本で人気が高まりました。
ちょうど関東地方の一つテンヤが頭打ちというか、十数年の勢いが落ち着いくのと入れ替わるようなタイミング。
昨今の専用竿は「リアクション」の釣りを意識した調子のものが増えています。
「リアクション」をザックリと説明すると、かなりシャープで強いシャクリを断続的に入れてアピールする方法。
冷凍エビだと頭が取れちゃったり、ズッコケちゃうほどの激しさで誘うのですが、これがマダイの反応がすこぶるいいんです。
で、このリアクション釣法。茨城の生きエビを使っている船宿で試したところ、ガンガン釣れるんです。
時期的に生きエビは終わっている所がほとんどですが、来シーズン、試してみると面白いハズ。
もしかしたら冷凍エビでも付け方を工夫すれば、リアクション釣法ができるかもしれませんしね。
また、西日本で人気が高まるとともにベイトタックルの人気もジワッと高まっています。
ベイトテンヤといえば、ヨッシーことジャッカル・ソルトプロスタッフの吉岡進さんが数年前から専用竿を開発・リリースしていて、ワタクシも大好きな釣り。
ヒデさんとのロケの日も、初めての人数人がベイトタックル(柔らかめでしたけけど)を持参して、マダイを掛けて喜んでいました。
そう。
思えば、一つテンヤって、自由で、なんだかよく釣れる釣りだったんですよ。
理屈抜きに、アタリと引きが面白くて、みんな夢中になったんです。
「一つテンヤが始まったころのような海」
ヒデさんの言葉は、そんな一つテンヤの原点回帰と、新しいトレンドの誕生、つまり、ルネッサンスを予感させてくれました。
というわけで、気がつけばもうすぐ
『隔週刊つり情報』最新刊11月15日号の発売です。
今回の巻頭特集は「秋の王道」
照英さんもUFOキャッチャー的イワシ泳がせで王道捕獲。
シケによる濁りがおさまればヒラメは◎ですし、11月よりヤリイカ狙いで出船する船が増えますし、コマセダイも好調。
カワハギでは宮澤幸則の「ちょい宙」、第二特集ではサワラ・イナダで盛り上がる東京湾のルアー五目を紹介しております。
そしてYouTubeつり情報チャンネルでは、本日(もうすぐ30日ですが)より、山中陽介さんのティップランエギングを公開。
私が言うのもナンですが、なにげにオープニングがカッコよくて、Kの奴なかなかやるな、と思いましたよ。
個人的には、今シーズンのアオリイカとスミイカは、やや遅れ気味ながらよく釣れるのではないか、と思っております。
カワハギと同様の傾向なのですが、そのあたりの話は、またいずれ、工藤先生の話も交えて紹介したいと思います。
それでは皆さん。総選挙の週末、投票と安全釣行、どちらも忘れずにね!