◎近田憲男

 早いもので今年も後半、昨日、正月だったと思うんですけどねえ。と、時のたつのがここにきて一気に早く感じるようになった昭和46年生まれの近田です。
 6月1日といえば開幕・解禁。ヒラメ、イサキ、マダコの模様も踏まえて茨城から釣況をチェックしてみたい。

◎ムラソイが好調
 茨城県は日立ならではの根魚・ムラソイが好調、今がチャンス。鹿島のルアー青物はヒラマサ、ワラサ、イナダがジギングで順調。マゴチもここへきて60センチの大型交じりで上昇気配。

◎ヒラメが解禁!
 銚子・九十九では銚子〜飯岡で解禁のヒラメが全域で順調な滑り出し。1キロ前後を主体に2〜4キロ交じりでトップ3枚前後。ほかハナダイ、一つテンヤマダイもおすすめ。

参照:九十九里飯岡港優光丸

◎大物狙いならルアー青物
 外房では大原は5日まで定休。今後もイサキ、一つテンヤマダイで出船。勝浦川津ではルアー青物はヒラマサなど大型が期待大だ。

◎洲ノ崎沖で大ダイ
 南房は洲ノ崎沖のイサキ好調で連日規定数の50尾が出ている。同沖ではタイラバで大ダイが上がっており、今後も目が離せない。

◎スルメイカの模様が急上昇
 内房はスルメイカの模様が持ち上がってきた。剣崎沖で30〜38センチをトップ30杯。館山のイサキや富浦沖のマダイはまだまだ釣れており、金谷沖のアジは好釣果持続。ほか富津のマゴチ、マダコ、タチウオも見逃せない。

◎東京湾奥出船はキスとタコに注目
 東京湾奥ではシロギスを筆頭にライトアジ、カサゴなど手軽で数が楽しめる。
 そして注目は江戸前のマダコ。東京湾奥の吉久では1日、0.3〜5.2キロを0〜3杯、船中28杯と好調な出足。右舷に餌木タコ、左舷にテンヤ釣りに分かれて釣っている。

◎剣崎のイサキ良型主体で好発進
 三浦半島は解禁した剣崎沖のイサキが好調。三浦半島剣崎松輪港の一義丸では2日、18〜39センチをトップ38尾。

マルイカは剣崎や長井、葉山沖のほか、相模湾でも絶好調、平塚港の庄治郎丸では3日、ムギイカ2割交じりでなんと170杯をマークした。

参照:三浦半島剣崎松輪港一義丸

◎伊豆はイサキ&マダイが狙い目
 東伊豆は伊東沖のイサキのほか、遠征五目はシマアジも順調。南伊豆のマダイは3〜5キロ級交じりで好調。ほかキンメ、オニカサゴが釣れている。

◎上越のマダイは数釣りのチャンス
 駿河湾は沼津でマダイ、夜ムギイカが狙い目だが、ここにきてタチウオも始まった。日本海では上越地域でマダイが本乗っ込みの真っ最中。東北では岩手宮古と宮城塩釜ではカレイが順調だ。