◎沖藤武彦

 霧の日にはよくキョンが出るんですよ、房総半島って。で、水曜の未明がちょうど霧で、次から次に出てくるんですわ、キョンが。もう、伊豆・天城越えのシカ状態ですわ。
 せっかくだから数えてみたら、船宿に着くまでに5頭、5キョンですよ。こりゃ何かいいことあるんじゃないかと思ったら、同行者が寝坊で遅刻、おれはオデコ。
 ……もう、キョンなんて見たくない!

 それはさておき、週末の予報が好転、どこも明日、あさってとも出船できそうでなによりです。皆さんも明け方のキョン、シカ、タヌキなどなど、動物に気を付けて安全運転で釣り場まで行ってくださいね。
 あ、あと目覚ましは2個セット、ね!

 

◎当たり年でしょう!東京湾のマダコ

 湾奥で出船が始まってほどなく数がのび始めた今年のマダコは勢いがとどまるどころかフルスロットルで加速中、神奈川県側に続き、千葉県側でも釣果が出始め、出船船宿が一気に増えそうです。
 同時に、テンヤだけでなく餌木OK、または餌木専門のマダコ船も出ています。
 小ダコが多いこともあってガチガチの根の中でなくとも釣れているようなので、根掛かりに弱い餌木も楽しめそう。とはいえ、ポイントは船宿によっても、その日によっても変わるので、楽観はできません。
 また、手釣り糸とテンヤとカニは船宿常備が一般的で、手ぶら行っても釣りができますが、餌木の竿釣りの場合は自前の準備が必要。タコ用餌木、頑丈なリールと竿、太めの糸を用意しましょう。
 ちなみに、来週発売予定の『隔週刊釣り情報7月15日号』では、マダコ釣りを特集、餌木タコの道具、釣り方、餌木タコOKの船宿情報まで網羅しているので、楽しみにしていてくださいね!

長三朗丸ホームページより

 

◎キハダが来た!のか、抜けたのか!?

 本日、葉山の長三朗丸が生きイワシのカツオ・キハダ狙いで出船、16〜30キロのキハダを計12本、ほかカツオを釣り上げました。
 一足先に本格化したルアーとともに、今年の相模湾のキハダが開幕、ここまでの流れは間違いなく昨年以上、8月のコマセ釣り解禁に向けて期待が高まります。
 ただ、ここ数日、ルアー船ではキハダが不調でキメジに終わる船も多く、中には一時休止する船も。生きイワシ炸裂の一方で、第二陣の突入までは不安定な状況が続くかもしれません。

東京湾ではテンヤに特大が掛かることが多い

 

◎東京湾のタチウオ耳寄り情報

 そのほか、東京湾ではタチウオが絶好調でエサ釣り、ジギングともに満船必至の大人気。
 個人的には、型狙いでジギング、または大型が釣れるテンヤをやりたいなあ……。
 そんなアナタにオススメなのが走水の仕立船。政信丸、高取丸では、平日なら手頃な人数と料金で仕立てられて、テンヤタチウオが可能。船長もテンヤを経験済みで理解があり、型狙いなど要望にもこたえてくれます。
 テンヤ用のエサは各自持参になりますが、一度やったらハマること間違いなし。ああ、行きたい〜!

 このほか東京湾と相模湾のシロギス、外房ではイサキ、マダイが好調。
 そして内房、三浦半島〜相模湾、沼津でマルイカががんばってマス。
 いやあ、どれに行くか迷っちゃうなあ〜って人は、もう、土日連続で釣りに行っちゃってください。

 それでは皆さん、よい週末を!