◎近田憲男

 今週も月曜日がやってまいりました。7月も下旬になれば、そろそろ夏休みを先取りされている方もいるかもしれませんね。週末の模様から7月第3週の狙い目をピックアップしますので、釣行プランの参考にしてください。
 さて、ここしばらく茨城〜外房エリアのカツオの模様をチェックしていたのですが、ついに動きがありましたので、今週は茨城県から!

◎鹿島のルアー船はカツオが回遊、日立沖のマダイも上昇気配
 鹿島港の不動丸では21日、3〜3.5キロのカツオをトップ3本、ナブラや跳ねも見られ盛り上がってきました。
 日立沖では一つテンヤマダイの模様が持ち上がっています。1キロ前後を主体に2.5キロ級も交じり、数が釣れています。

参照:茨城県鹿島港不動丸

 

◎銚子・飯岡のヒラメは数釣りのチャンス
 ヒラメが全域で好調です。銚子では河口沖で、飯岡では飯岡沖でそれろぞれ1キロ前後に交じって3〜4キロ級の大型が姿を見せています。夏ビラメといった様相で数が釣れていますので、今後も期待大です。

◎外房のマダイがテンヤ、ルアーで続ぞく!
 一つテンヤマダイ船で大ダイが上がりました。外房大原新幸丸で20日、午後船で5.2キロをゲット。ほかにもルアー船でマダイの釣果が見られました。勝浦川津港の宏昌丸では20日、スーバーライトジギングで中ダイをキャッチ、さらに松鶴丸でも21日、ルアー船で大ダイが2枚上がっており、今後も目が離せません。

 

参照:外房大原港新幸丸

 

◎南房のイサキは連日規定数達成、内房のスルメイカも上昇気配
 外房〜南房の全域で依然好調なのがイサキ。連日規定数の50尾が出ています。内房ではスルメイカの模様が持ち上がってきました。洲ノ崎〜白浜沖で順調に釣れていて、今後も楽しみです。

◎東京湾はマダコは乗り乗り! タチウオも好調
 東京湾奥のマダコがフィーバー継続中です。リレー釣りやスポット船など、とにかく人気で餌木タコで楽しむ方も増えています。
 タチウオはエサ釣り、ルアーともに好調です。前半は大貫沖〜第二海堡周りで指幅3本サイズを主体に数を釣り、後半に観音崎沖で指幅5本サイズの型狙いというのが目下のパターンになっているようです。

◎三浦半島〜相模湾では生きイワシとルアーのキハダ船が有望
 今週も生きイワシとルアーのキハダ船の情報が飛び込んできましたのでダイジェストをお届けします。
 三浦半島宮川の二宮丸では19日、ルアーで出船、18キロをゲット。長井漆山港の昇丸では20日、生きイワシ船で2本、ルアー船で1本。葉山あぶずり港の長三朗丸では21日、生きイワシ船で21〜33キロを船中15本、同港の秀吉丸でも24〜32キロを2隻で計7本キャッチ、さらに相模湾緑龍丸では19日にルアーで6本。今後も注目していきましょう。

◎駿河湾&新潟エリアの夜釣りで納涼フィッシング
 最後は夜釣り。沼津沖ではマルイカとタチウオが狙い目、新潟間瀬港光海丸ではスルメイカが釣れています。直江津港の謙信丸や新潟県名立漁港の海遊丸ではアカイカ(ケンサキイカ)が順調に釣れています。

 さて、今週、気になったのはやはり鹿島のカツオ船。九十九里飯岡港の幸丸は本日カツオ船で出船、九十九里〜外房のルアー船もスタートし、外房勝浦川津港の宏昌丸では24日に黒潮キャスティングで出船とあります。回遊魚はフットワークが大切。夏休み中であれば平日も動けるはずですから、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。
 それではまた来週お会いしましよう!