◎尾川 泰将

 Wednesday尾川です。

    台風襲来でしばし釣りもお盆休み、本誌を読みつつ仕掛けでも作って大人しく過ごしましょうかね。

 さて、わたくしもつい先日帰省してきましたょ。

     そこは瀬戸内海の「景色だけが取り得」の山口県柳井市という田舎で、15日に台風の中心付近が通過しそうな地点。故郷のそばには知る人ぞ知る不思議空間「いろり山賊」があり 、うどん、鳥のもも肉、おにぎりを食べまして、さらに滞在中は広島風お好み焼を2〜3枚たいらげるのが常。
 そして時間が空いたとき地元の釣具店を覗くんですけど、そこで見つけました。

 広島限定バージョンらしきタイラバ「ベイラバフリーお好み焼」でございます。ソースと青のり、白い網目はマヨネーズ!?  なんのこっちゃのタイラバですが、西の人間はこんなこと平気でやるんすよ。

     もちろん買いましたけど、なにか。

 今回はこのお好み焼もしのばせ、隣県広島・呉で働く連載ぽっぽ組でおなじみキタザワさんと「瀬戸内のタイラバ」を楽しんできました。
 釣り場は世界遺産の厳島神社が鎮座する「安芸の宮島」周辺海域。

     猛暑の日差しを遮ってくれる屋根付きの遊漁船はとても心地がよかったんですけど、海中に立つ大鳥居はごらんのとおり改修中……うーん、まったく絵にならん!

 え。肝心の釣果? あーっと「魚を散らす天才」と同船したけぇ、ご想像どおりの結果ぃね。その模様は9/1発売の本誌9/15号でお届けするけぇ、あんまり期待せんで読みんさぃ。

 最後に、まったくの余談ですみませんけれども、田舎の幼なじみに柳井市の「宣伝」を頼まれたので以下にドーンとポスターを。

 柳井市唯一の名物といえば、この「金魚ちょうちん」なのです。

     どっかで見たことあるけど、どこの名産か知らないなぁ、という人が間違いなく大半でしょう。

 今夏は終わりましたが毎年8月に盛大な金魚ちょうちん祭りをやるので、もしもお暇ができたなら、旅の合間においでませ。

     ただし飲み屋は外国人系パブか、こんな怪しいとこしかございません。まあ、その中身は昭和のスナック、気のいいおっさんとおばはんの溜まり場ですから怖がらずにドアを開けてくださいな。全員幼なじみの54歳、シワだらけですまんのー……。