◎近田憲男

 今週も月曜日がやってまいりました。台風10号が通過した8月18日以降、上向いたのがキハダです。相模湾はもちろんですが、茨城県鹿島や九十九里飯岡、駿河湾などでも釣れるようになりました。
 さて、週末の模様から8月4週の狙い目をピックアップします。まずは注目のキメジ・カツオ船が好調の相模湾から。

◎相模湾のキハダ・カツオ船はコマセで好調、エビングも!
 今週も相模湾のキハダ・カツオ船の最新情報が情報が飛び込んできましたので、18日の模様をダイジェストでお届けします。
 まずは内房から。勝山港の萬栄丸では24〜31キロを2隻で6本。
 次に三浦半島です。剣崎間口港の喜平治丸では26.95キロ。剣崎松輪港の一義丸では28.2と28.6キロ。成銀丸では24.4〜27.85キロを3本。葉山芝崎港の福栄丸では25キロ。葉山あぶずり港の秀吉丸では28キロ。長三朗丸では22と24キロ。愛正丸では31キロ。続いて相模湾です。小坪港の洋征丸では29キロ。太郎丸では34キロ。茅ケ崎港の沖右衛門丸では17.8〜29.8キロを4隻で11本。平塚港の庄三郎丸では24と29キロ。小田原早川港の坂口丸では34キロ。
 ほかにはエビングでも上がっています。葉山芝崎港の五エム丸では20〜29.5キロを4本。平塚港の庄治郎丸では30キロ。それから三浦半島宮川港の二宮丸ではルアーで出船し32キロをゲット。
 また5キロ前後のキメジや3〜5キロ級のカツオが交じり、賑やかになってきました。今後も要チェックです!

 

参照:内房勝山港萬栄丸

 

◎茨城県鹿島〜九十九里飯岡沖でキハダが回遊
 相模湾で盛り上がりをみせているキハダですが、台風通過後の18日、茨城県鹿島や九十九里飯岡のルアー船で釣れ始めました。
 鹿島港の不動丸では、30〜40キロを船中2本。また飯岡港の幸丸では、17.9〜31.2キロを船中3本、別船では25.6キロと、2.5キロのカツオが上がっています。こちらも目が離せません。

 

参照:九十九里飯岡港幸丸

 

◎駿河湾でキハダをキャッチ!
 駿河湾でもキハダが釣れています。沼津江浦港の伊勝丸では18日、キャスティング青物仕立て便で出船し、ルアーで20と28キロをキャッチ。今後も期待したいです。

◎東京湾はタチウオが浅場で好調、シロギス、アジ、マダコも有望
 東京湾のタチウオはエサ、ルアーとも引き続き好調。台風が通過した後の18日は、富津沖の浅場でタチウオの群れが確認されました。今後は前半は浅場で数釣り、後半は観音崎〜走水沖へ移動し型狙いという展開が予想されます。
 川崎〜横浜沖のライトアジや木更津〜盤洲沖のシロギスは数釣りが楽しめますし、江戸川放水路のボートハゼは活発な食いをみせています。いずれもファミリーやビギナー連れにおすすめです。そして、盛況のマダコも順調な乗りでまだまだいけそう!

◎伊豆半島は南伊豆でモロコ、スルメイカが好調
 南伊豆手石港の愛丸では18日、28.7キロのモロコをゲット。石廊崎沖の水深220〜250メートルでスルメイカが好調で、まだまだ楽しめそうです。

参照:南伊豆手石港愛丸

◎茨城県でムラサキイカ絶好調、新潟県はアカイカが狙い目
 最後は夜のイカ釣りです。茨城県鹿島沖のムラサキイカはスジイカ交じりで絶好調。2.5〜3号の布巻スッテのブランコ仕掛けで乗り乗りです。イカメタルでも楽しめますよ。
 新潟県は間瀬港の光海丸や柏崎港の海龍丸、直江津港の謙信丸、名立漁港の海遊丸、能生漁港のふじ丸でアカイカ(ケンサキイカ)が順調に釣れています。

 さて、いかがでしたか? 今週、私が注目したのは茨城県鹿島や九十九里飯岡、そして駿河湾のルアー釣りによるキハダ。
 九十九里飯岡の幸丸の速報では19日、21.2〜24.4キロのキハダを2隻で6本、8〜12.2キロのキメジを2本。2.5〜3キロのカツオを0〜1本。船宿のHPには「朝イチからキハダが跳ねて絶好調」というコメント。気になる方はこのチャンスを逃さずにお早めの釣行をおすすめします。
 猛烈な暑さも一段落という感じになりましたが、熱中症にはまだまだ注意が必要です。水分補給を忘れずに釣りを楽しんでください。
 それではまた来週お会いしましょう。