◎加藤 智晴

 こんにちは、エディターKです。

 9月になったとはいえ体感的にはまだ夏ですよね。でも、時節を先取りする雑誌の宿命ゆえ、来週末発売予定の本誌つり情報10月1日号では秋っぽい釣り物を巻頭特集に取り上げています。で、自分の担当はマダイ。

 マダイ釣りにも色んな釣り方がありますが、取材したのは九十九里飯岡沖の一つテンヤ。今でこそ全国に広まった釣り方ですが、発祥は関東の外房大原で、実はその黎明期から関わってはいるんですよ。でも、スピニングリールとかあんまり自分向きじゃないなあってことで、ブームが広がるにつれ自分は一歩引いた位置にいたんですね。

 そんなこともあって年に一回行くかどうかの一つテンヤですが、この飯岡、ご存じの方は意外に少ないみたいなんですが、今、取材した三次郎丸さんほか一部船宿で生きたエビをエサに使ってるんです。

 おそらく一つテンヤが一般に広まってから始めた人は、ほとんど冷凍エビしか使ったことがないんじゃないですかね。ま、それはともかく、取材の合間に道具を出してどうにか1枚マダイを釣ることができたんですね。

これが取材のときに生きエビで釣れたマダイ。800グラムほどだったけど、久しぶりにテンヤで釣ったマダイは引きが強くてビックリしちゃいましたね

 で、久びさだし持って帰って食べてみるか……となったわけです。

 といっても、今のわが家は年寄りと二人暮らしみたいなもんだから、凝った料理とか一切しないんですよ。マダイを釣ってきても、ほぼほぼ食べるのは刺身だけですね。でも、刺身なんて4~5切れも口にするとすぐ飽きちゃうじゃないですか。

 じゃあどうするか? 刺身とともに、これもほぼほぼ作るのが潮汁。これの残り汁と余った刺身で鯛茶漬けにするのがオレ流。マダイの食べ方は、自分的にほぼこれ一択。とくに今回釣れたマダイは脂乗りもよくおいしかったですね~。マダイって、味にけっこう個体差があると思うんですよ。皆さんはどう思われます?

まずは刺身をつまみながらチョイと一杯
余った刺身をしょう油にベットリ漬け込みます
ご飯に漬けた刺身を乗せ、大葉や海苔、白ゴマなど好みで散らしたら…
熱々の潮汁を回しかけるだけ。わが家は濃い味好きなので潮汁も色づくくらいにしょう油多め、さらに自分は追いしょう油します

 

 

 ではまた来週、バイナラ~