◎近田憲男

 今週も月曜日がやってまいりました。10月最初の週末は暑い一日となった土曜日から一転、日曜になると強い北風が吹き荒れて、半袖では寒くなりコンビニでおでんを買おうか迷ってしまいました。皆さんはもうおでんを食べましたか?
 さて、今回は10月に解禁・開幕した釣り物の中心に週末の模様から10月2週の狙い目をピックアップします。
 とはいえトップバッターはまだまだ注目度の高い相模湾のキハダ・カツオ船からです。

 

◎相模湾のキハダ・カツオ船
終盤ながら30〜40キロ級続出

 9月下旬は50〜60キロ級のキハダで盛り上がりを見せた相模湾のキハダ・カツオ船。目下のところ30〜40キロ級が連日釣れています。平塚港の庄三郎丸では7日、27.6〜46.8キロを船中9本、なんと4本釣られた方がいたそうです。

   しかも同船では40キロ級が2本上がりました。まだまだキハダは釣れていますのでもうしばらくの間、チャンスは続きそうです。

 

参照:相模湾平塚港庄三郎丸

 

◎銚子、飯岡、片貝、大原でヒラメ好調
外房の青物ジギングで10キロのヒラマサ
 9月、銚子〜片貝のヒラメが連日トップ2ケタで盛り上がるなか、10月に解禁した大原も0.5〜1.5キロ前後をトップ10枚前後と好調です。御宿では2キロ級も交じりますので、型狙いの方はこちらがおすすめかも。


 ルアー青物も秋の好季。大原の松鶴丸では5日、ジギングで10キロ級のヒラマサをキャッチ。勝浦川津でもヒラマサ狙いのジギング船でワラサ、サワラ交じりで順調に釣れています。

 

参照:外房大原港松鶴丸

 

 

◎南房〜内房ではマダイ好調
富津はイイダコがスタート!

 南房〜内房エリアで注目したいのがマダイ。南房のコマセダイでは0.5〜1.5キロ前後のマダイにイナダ、ソウダガツオ、メジナなどが交じりクーラーがにぎやかに。

   同じく内房のコマセダイでは富浦沖の水深60メートル前後で1キロ前後を主体に3キロ級交じりで頭5枚前後。秋が深まるに釣れて数釣りが楽しめそうです。


 富津の川崎丸では5日からイイダコ釣りがスタートしました。当地ではスッテは禁止されていますので、オモリ8号のイイダコテンヤを使います。初日はトップ66杯と出足好調ですので、今後も要チェックです。

 

◎東京湾の小物釣り高位安定
軟体系はスミイカ開幕。

 東京湾のタチウオはエサ、ルアーとも好調で、指幅3本幅サイズを中心に浅場で数釣りが楽しめます。
 小物釣りではシロギスやライトアジ、イシモチ、江戸川放水路のボートハゼがおすすめです。貸し道具が充実している宿もありますのでビギナー連れやファミリーでも遊べますよ。
 また、例年よりやや遅めの開幕となったスミイカは餌木での出船から。まだ各ポイントを探っている段階ですが、今週の釣果が気になるところ。

   また、ここ数年定着しつつある八景沖のコマセダイも好調です。

 

 

◎常磐のマダコ開幕!
カンネコのアカムツも狙い目

 茨城では10月からマダコが開幕。鹿島、大洗ともに0.5〜2キロ級を10杯前後と好調で、ともに餌木タコで楽しめます。

 また、波崎、鹿島出船で狙うカンネコのアカムツも順調、良型主体で40センチ級も交じり、10尾の規定数に達した方もいるそうです。水深120〜140メートルと比較的浅いので中深場入門にも最適です。


 このほか押さえておきたいのがルアー青物。鹿島沖の水深20〜60メートルをジギングで狙い、ヒラマサを筆頭にワラサ、イナダ、サワラなどが上がっています。

参照:茨城県鹿島港不動丸

 

 

◎相模湾全域でイナダが好調
LTアマダイは好期到来!

 相模湾で安定して釣れているのがイナダ船。釣り場は江ノ島〜鎌倉沖や小田原沖など広範囲で、カンパチ、アジ、ソウダガツオなどが交じり好調です。

   コマセ釣りのウイリー仕掛けがメインですが、湘南片瀬の萬司郎丸や平塚の庄三郎丸、庄治郎丸ではルアーも同乗でき、ジギングでも楽しめます。


 アマダイの模様も上向いてきました。湘南片瀬の萬司郎丸では5日、35センチ級のシロアマダイが上がったがったようです。ほかにオニカサゴ、レンコダイ、ヒメコダイ、ムシガレイ、アジ交じりますから、お土産も十分になります。

 

◎南伊豆ではマダイが順調
駿河湾は夜釣りのタチウオ

 南伊豆では石廊崎西沖の水深60〜80メートルで1キロ前後のマダイが順調に釣れています。銭洲遠征ではムロアジの泳がせでカンパチが順調、ウメイロやアオダイなど高級五目のお土産も十分です。


 沼津〜田子の浦では夜釣りのタチウオがおすすめ。エサ釣りのほか、サーベルテンヤ、ジギングなどで楽しめます。鶴丸では6日指2〜4本半幅サイズをトップ86本と絶好調で、今後も見逃せません。

 

 

 さて、いかがでしたか?


 今週もやはり主役はキハダ・カツオです。そろそろ終盤を迎えているとはいえ、30〜40キロ級のキハダが連日釣れていてチャンスは継続中です。しかしながら週末の台風の動向が気になりますので、できればお早めの釣行をおすすめします。
 それではまた来週お会いしましょう。