◎近田憲男

 

 週間予報ではほとんど雨でガッカリ……なんて人もいるかもしれませんが、落ち込んでばかりいられません。今週も月曜日がやってまいりましたので、はりきってまいりましょう!
 さて、週末の模様、といっても天候が悪く日曜日がメインとなりますが、ここから10月4週の狙いを紹介します。
 まずはワラサが開幕した東伊豆から。

 

 

◎東伊豆でワラサがスタート!
南〜西伊豆ではコマセダイが堅調

 

 17日から網代沖でワラサが開幕しました。3〜5キロ級が5本前後と活発な食いを見せています。ハリスは6号、全長7.5メートル、オモリは80〜100号を使用します。東伊豆網代港のゆたか丸では21日、6.1キロを頭にトップ4本。大型のバラシも多いとのことですので、今後も期待できそうです。
 伊豆半島ではコマセダイも見逃せません。南伊豆の石廊崎西沖や西伊豆の土肥沖では1キロ前後を主体に数釣りのチャンスです。

 

参照:東伊豆網代港ゆたか丸

 

 

◎茨城の一つテンヤマダイ好調
常磐のルアー青物も狙い目!

 

 

 日立会瀬〜鹿島沖の広範囲で一つテンヤマダイが好調です。トップ10枚前後にアイナメ、ホウボウ、イナダ、カサゴ、マハタ、ソイ交じりでクーラーが賑やかに。
 気になるのがルアー青物。日立沖では2.5〜4キロのヒラマサにイナダ、サワラ、ヒラメ、マハタ交じり。鹿島沖でも魚礁周りに群れが入り、ワラサやイナダ、1.5キロ前後のカンパチ、3キロ級のヒラマサなど釣れています。

 

 

◎銚子〜九十九里でヒラメが高位安定
ルアー船ではカンパチの食い活発!

 

 銚子〜片貝のヒラメは3キロ級を頭にトップ5枚前後と安定しています。飯岡ではヒラメのゲストにイナダ、カンパチ、サワラなども青物が交じりました。その飯岡港出船のルアー船では1〜2キロ級のカンパチをトップ10本。魚影濃厚で今後も期待できそうです。

 

◎外房の一つテンヤマダイが順調
南房ではカンパチ、シマアジ!

 

 外房大原の一つテンヤマダイは太東沖の20メートル前後で1キロ前後のマダイのほか、5キロ前後のヒラマサも交じり、シケ後も順調に釣れています。
 南房平砂浦沖ではカッタクリでカンパチ、コマセ釣りでシマアジが好調。洲ノ崎港の佐衛美丸では20日、45センチ前後のカンパチを頭4本、30センチ前後のシマアジを頭23尾、イナダ、イサキ交じりで好調です。

 

参照:南房洲ノ崎港佐衛美丸

 

 

◎金谷沖のカワハギ好期到来!
内房のマダイはワラサにも注目

 

 金谷沖でカワハギの食いが活発です。金谷港の光進丸では20日、21〜31センチをトップ29枚という釣れっぷりです。
 内房のコマセダイは勝山沖でマダイ狙ってからワラサへ転進、久里浜沖で2.5〜3.5キロを頭2本とそろそろワラサが本格化しそうです。
 チェックしたいのが内房勝山のアオリイカ。ティップランで500グラム前後をトップ5杯とこれから期待したいです。

 

◎東京湾ではタチウオ、ライトアジ、イシモチが好調
江戸川放水路のボートハゼが復調、船橋沖のサワラもチャンス!

 

 

 東京湾のタチウオは観音崎〜走水沖の水深40〜60メートル前後で魚影濃く、指幅5本サイズも交じり、トップ30本前後。
 江戸川放水路のボートハゼは台風後も健在で7〜12センチを100尾。ファミリーやビギナー連れで数釣りを楽しみたいなら川崎〜横浜沖のライトアジや横浜沖のイシモチがおすすめです。
 船橋沖ではルアー船のキャスティングで狙うサワラが盛況で、シーバスやイナダも交じります。

 

◎久里浜沖のカワハギ好調
城ケ島沖のヤリイカも上昇

 

 

 久里浜沖のカワハギが好調です。久比里の山下丸では21日、同沖の水深15〜20メートルで17〜32センチのカワハギがトップ32枚。水温が下がり群れが固まるこれからが楽しみです。
 城ケ島沖のヤリイカが持ち上がってきました。水深120〜170メートルで、18〜40センチを20杯前後で今後も期待できそうです。

 

参照:三浦半島久比里山下丸

 

◎相模湾全域でイナダが好調
江ノ島沖のアマダイは上昇気配

 

 相模湾で安定して釣れているのがイナダ船。釣り場は江ノ島〜鎌倉沖や小田原沖など広範囲で楽しめます。コマセ釣りのウイリー仕掛けがメインですが、船宿によってはルアーも同乗でき、ジギングでも釣れています。
 江ノ島沖では秋から冬の人気魚、アマダイが上向いてきました。40センチ級も顔を見せ、オニカサゴ、アラ、ムシガレイ、キダイ、ヒメコダイ、アジ、サバ交じりでお土産は十分です。

 

 

◎駿河湾は夜釣りのタチウオが狙い目
銭洲遠征では泳がせでカンパチが順調

 

 

 沼津〜田子の浦では夜釣りのタチウオがおすすめ。エサ釣りのほか、サーベルテンヤ、ジギング、オモリグなどで狙えます。
 銭洲遠征ではムロアジの泳がせでカンパチが順調、アオダイやウメイロなど高級五目も安定して釣れています。

 

◎相模湾のキハダ・カツオ船
終盤にきて20〜30キロ級

 

 最後は皆さん注目のキハダ・カツオです。10月上旬は30〜40キロ級が連日釣れていましたが、目下は20〜30キロ級が上がっています。キハダのナブラはまだまだ多いので、もうしばらくの間、チャンスは続きそうですが、できるだけ早い釣行をおすすめします。