◎近田憲男

 こんにちは。マンションの広場に飾るクリスマスイルミネーションのチカチカと光るLEDを見ると冬の訪れを感じてしまう近田です。

 さて、冬の前に、今週も月曜日がやってまいりました。今週の狙い目は、個人的にも注目しているワラサから!

 

◎城ケ島沖でワラサが急上昇
同沖の深場ではヤリイカ順調

 

 週の中ごろから上向いているのが剣崎出船のワラサ。18日は城ケ島沖でトップ10本前後。3〜4キロ級の群れが濃く反応が出ると船中で同時に2、3人がヒットすることも。
 同じく城ケ島沖の深場ではヤリイカの乗りが活発。200メートル前後深場では単発な乗りながら30センチ前後の良型がそろうようです。

 

参照:三浦半島剣崎松輪港一義丸

 

 

 

◎内房はコマセ&泳がせでワラサ
館山沖ではヤリイカが上向き

 

 富浦沖ではワラサが順調。船宿によりコマセ釣りだけでなくアジの泳がせでも狙える。サイズは2.5〜4キロ級がメインで、泳がせではブリ級も交じります。
 館山沖でヤリイカが上向いている。内房勝山港の萬栄丸では17日、20〜41センチのヤリイカを頭27杯。釣れるヤリイカはどれも肉厚で、食べると柔らかくて甘みが抜群。

 

参照:内房勝山港新盛丸

 

 

 

◎東伊豆のワラサは一服か!?
南伊豆ではマダイが好況!

 

 東伊豆のワラサ船は、初島沖でイナダが入れ食いとなりワラサが交じる程度。とはいえイナダの食いが落ち着けば再びチャンス!
 南伊豆では石廊崎沖のマダイが好調。南伊豆手石港の米丸では17日、0.5〜1.9キロを頭9枚。ハナダイ、イナダ、カンパチ、イサキ交じりでクーラーが賑やかになります。

 

 

◎鹿島沖のヒラメは数型ともに文句なし
日立沖の一つテンヤマダイ好調キープ

 

 

 鹿島沖のヒラメは依然として好調。1〜1.5キロを主体に3〜6キロ級交じりで、連日のようにトップ10枚の規定数に迫る釣れっぷり。これまで釣果がなかったポイントでも釣れ始めているため、今後も期待十分。
 日立沖の一つテンヤマダイも小型が中心ながらトップ10枚前後と数釣りが楽しめます。

 

 

◎銚子、九十九里、外房でヒラメ順調
大原のフグは数釣りのチャンス!

 

 銚子から外房ではヒラメが順調。朝から食いが活発で船中まんべんなくアタリがありトップ5枚前後。ボウズもほとんどないので0.5〜1.5キロ前後をメインにチャンス!
 大原のフグが復調の兆し。これまでの太東沖から大原沖へポイントを移し、30センチ前後の良型主体にコンスタントに釣れています。

 

◎東京湾ではアジ、イシモチが好調
ルアー船ではサワラが盛況

 

 東京湾では川崎〜横浜沖のライトアジ、横浜〜本牧沖のイシモチなど小物釣りがおすすめ。数が釣れるのでファミリーやビギナー連れでもお土産十分。
 注目はルアー船のサワラ。船橋沖で連日のように鳥山も見られ、シーバスやイナダ、タチウオも交じります。
 そのタチウオは横浜沖の浅場、観音崎〜走水沖とどちらも釣果が見られて、トップ20本前後と高位安定で今後も有望です。

 

 

 

◎相模湾のイナダ絶好調!
小田原南沖のヤリイカ期待

 

 相模湾で連日安定して釣れているのがイナダ船。ビギナー連れのグループなどに盛況。釣り場は江ノ島〜鎌倉沖、茅ケ崎沖や小田原沖など広範囲で、どこでもバリバリ釣れてクーラー満タンで早揚がりすることもしばしば。コマセ釣りのウイリー仕掛けがメインで、船宿によってはルアーで同船して楽しめます。
 小田原出船のヤリイカが頭15杯前後と持ち上がってきた。小田原南沖の水深120〜160メートル前後で40センチ級も交じり今後も期待十分。

 

参照:相模湾小田原早川港平安丸

 

 

◎駿河湾は夜釣りの
タチウオが狙い目!

 

 

 最後は夜釣り。沼津〜田子の浦では夜釣りのタチウオが好調。指幅2.5〜4本級を頭50本前後。エサ釣りのほか、サーベルテンヤ、ジギングなどでも狙えます。

 

 

 

◎釣り大会のススメ
「第5回鹿島灘ヒラメ釣り大会」より

 

当日は544名の参加者が集まった

 さる11月3日(日)茨城県鹿島港、鹿島新港をベースに、鹿島灘漁業協同組合、鹿島灘遊漁船部会主催による「第5回鹿島灘ヒラメ釣り大会」が開催されました。
 当日は544名が集まり、参加者は鹿島港、鹿島新港に所属する33隻の船に分乗し、ヒラメ1枚の重量を競いました。私も大勢のヒラメファンに交じり一発大物を夢見て竿を出しました。
 表彰式のあとはお楽しみの抽選会やジャンケン大会があり、豪華賞品が当たるとあって大盛況。大会の詳細につきましては、発売中の「隔週つり情報12月1日号」の59ページを参照してください。
 大会に参加された33隻はこちら。
 幸栄丸、第二幸栄丸、第3幸栄丸、第五幸栄丸、第七幸栄丸、第八幸栄丸、第十一幸栄丸、第十二幸栄丸、第七不動丸、第十八不動丸、第八不動丸、第101不動丸、第2不動丸、第5不動丸、桜井丸、第27桜井丸、長岡丸、第二長岡丸、第三長岡丸、大宝丸、うちた丸、第二植田丸、植田丸、清栄丸、第二清栄丸、利喜丸、第八利喜丸、第2洋生丸、第五悌栄丸、山千丸、大春丸、第5菅谷丸、大栄丸
 船長の皆様、お疲れ様でした。
 来年はなんと1000名の参加者を募集するとのことで、これまでにない大規模な大会になりそうで今からワクワクしますね。