◎近田憲男

 横浜で初雪が観測された翌8日の早朝、鎌倉市の腰越漁港へ向かう道すがら、車の外気温計が1度と表示されたのを見て7度の間違いじゃないの? と自分の目を疑った近田です。

 さて今週も月曜日がやってまいりました。土日の模様から12月2週の狙い目をピックアップします。トップバッターは模様が上向いてきた江ノ島沖のヤリイカからです。

 

◎相模湾江ノ島沖と小田原東〜二宮沖の
ヤリイカに注目!

 

 

 相模湾の江ノ島沖でヤリイカの模様が持ち上がってきました。小網代、長井、長井漆山港や葉山あぶずり港、腰越漁港からの出船では水深130〜180メートルを狙いトップ40杯前後。小田原早川港出船では小田原東〜二宮沖の水深130〜180メートルでトップ20杯前後。両エリアも盛り上がってまいりました。今後も要注目です!

 

 

 

 

◎洲ノ崎沖でヤリイカ好調!
南房〜内房ではカワハギ順調

 

 

 内房勝山出船ではヤリイカが好調。新盛丸では9日、洲ノ崎〜館山沖の水深140〜180メートルで22〜38センチを頭49杯。乗り活発で8点掛けもあったようです。
 南房〜内房ではカワハギが順調。洲ノ崎沖や金谷沖ではトップ15枚前後、館山や富浦沖ではトップ10枚前後、水温が下がり群れが固まれば数がのびそうです。

参照:内房勝山港新盛丸

 

 

 

◎三浦半島下浦や剣崎沖でカワハギが好調
剣崎沖のワラサ順調

 

 

 三浦半島でもカワハギが好況。久比里出船の山下丸では8日、下浦沖で17〜31センチを頭24枚、剣崎松輪港の成銀丸では8日、剣崎沖で16〜31センチを頭44枚。今度も目が離せません。
 剣崎出船のワラサは城ケ島から剣崎沖へと釣り場が移り、3〜5キロ級をトップ3本前後。ほかにカンパチ、イナダ、アジ、サバなども交じりクーラーが賑やかにになります。朝イチがチャンスですので乗り遅れないようにしましょう。

 

参照:三浦半島剣崎松輪港成銀丸

 

 

 

 

◎茨城のヒラメは全域で好調

正月用にマダコも狙い目!

 

 12月に全面解禁した茨城エリアのヒラメは全域で好調。釣れるサイズは1キロ前後を主体に3〜5キロ級も交じり、連日のようにトップ10枚に迫る釣れっぷりです。
 注目はマダコ。3〜4キロ級大型が釣れ始めたようです。鹿島港出船では0.5〜4キロをトップ10杯前後。正月用のマダコいかがでしょう。
 同じくチェックしておきたいのが鹿島出船のルアー青物。3〜5キロ級のワラサが回遊しており、バリバリ釣れています。

 

◎銚子〜飯岡のヒラメは高位安定
飯岡の一つテンヤマダイが有望

 

 銚子〜片貝でもヒラメが好調。連日トップ8枚前後、大・中型も交じります。
 飯岡沖では一つテンヤダイが順調。0.3〜1キロ級が主体ながら、トップ10枚前後と数釣りが楽しめます。
 忘れてならないのがルアー青物。1〜2キロ級のカンパチがトップ10本前後、ほかにイナダやヒラマサの回遊も見られるそうです。
 

 

◎東京湾でライトアジ、シロギス、イシモチ堅調
ルアー五目はキャスティングでサワラが狙い目

 東京湾では小物釣りのライトアジ、シロギス、イシモチが好調。中でもアジとシロギスは入れ食いモードに突入することもしばしば。数が釣れる今ならビギナーや家族連れで釣行するのがおすすめです。ワイワイ楽しめて土産も十分ですよ。
 東京湾奥の千葉〜船橋沖ではルアー五目が順調。長浦のこなや丸や千葉寒川の守山丸、深川の吉野屋、さわ浦丸ではキャスティングでナブラを狙い、サワラ、イナダ、シーバスが釣れています。

 

 

◎東伊豆出船は初島周りで
イカブリ、キンメが狙い目

 

 初島周りでは夜のイカブリは引き続き好調。目下は4〜5キロ級のワラサに交じって6〜8キロ級のブリも回遊しており、寒さも吹き飛ぶアツい状況です。
 初島周りのキンメも好調。東伊豆網代港水弘丸では10本バリにパーフェクトとなる流しもあり、今後も期待しましょう!