◎近田憲男

 週末は三大流星群の一つであるふたご座流星群の出現がピークを迎えました。今年は月明かりで見えにくかったものの、30分も観察をしていたら目も慣れてきてばっちり流星を見ることができました。やはりふたご座は裏切らないなぁと再認識した近田です。

 さて今週も月曜日がやってまいりました。個人的には東京湾奥にいるタチウオの動向が気になっていますが、相模湾のホウボウにも注目しています。
 というわけで、週末の模様から12月3週の狙い目をピックアップします。トップバッターは東京湾、続いて相模湾と続けて紹介しましょう。

◎東京湾奥にいたタチウオは千葉沖の浅場に集結!
数釣りを楽しむならライトアジとイシモチで決まり

 

 東京湾奥のタチウオの群れは岸近くへ移動し、目下は千葉沖の浅場で釣れているようです。特筆すべきはサイズ、80〜110センチで肉厚のタチウオが中心なので、10本も釣れれば土産は十分。今後も目が離せません。
 小物釣りではライトアジ、イシモチが引き続き好調です。中でもアジは高活性で多点掛けが当たり前。川崎〜横浜沖、長浦沖など各地で同様に釣れています。イシモチは本牧〜横浜沖の水深20メートル前後を狙い連日のようにトップ50尾前後の釣れっぷりです。

 

 

◎相模湾平塚でホウボウが開幕!
アマダイは紅白が狙えるチャンス

 

 相模湾で注目しているのがホウボウ。平塚港の庄三郎丸では本日16日から開幕、エサ釣りで27〜38センチをトップ20尾、ルアーでは27〜40センチを頭18尾と好スタートを切りました。エサ釣りはオモリ30〜40号、ルアー釣りはスーパーライトジギングとなり、ラインはPE0.6〜1.5号、リーダー20ポンド(5号)、ジグは30〜60グラムを使います。
 上昇気配のなのがアマダイ。40〜50センチ級の大型も交じり、数もトップ2ケタと型も数も文句なし。さらにシロアマダイを狙って釣れることしばしばで、茅ケ崎港のちがさき丸では15日、浅場へ移動し、39センチのシロアマダイをキャッチしています。正月用に紅白のアマダイを狙ってみてはいがでしょう。

 

参照:相模湾平塚港庄三郎丸

 

 

 

◎駿河湾は夜釣りがおすすめ
マルイカ&ヤリイカに安定のタチウオ

 

 沼津内港の秀丸では14日夜、マルイカ&ヤリイカ狙いで出船し、10〜20センチのマルイカ、15〜25センチのヤリイカ交じりで、トップ25杯。数を狙うなら直結仕掛けが有利のようですが、ブランコ仕掛け、イカメタルなどでも楽しめます。
 タチウオは指幅2.5〜4本級を頭30本前後で高位安定。エサ釣りのほか、サーベルテンヤ、ジギングなどでも釣れています。

 

 

 

◎東伊豆は初島周りでイカブリ絶好調
伊東ではシマアジ&マダイにも注目!

 

 初島周りでは夜のイカブリが絶好調。4キロ級のワラサがメインでトップ10本、船中100本以上のバリ食いで早揚がりになることもあるそうです。寒さを吹き飛ばす勢いの釣れっぷりに今後も目が離せません。
 持ち上がってきたのが伊東のシマアジ。伊東港の村正丸では16日、シマアジ&マダイ乗合で出船、44〜50センチのシマアジをトップ5枚、0.8〜4.5キロのマダイを頭2枚。シマアジは朝一がチャンスで活性が高いときは一荷で釣れるようですので、今後も期待しましょう!

 

参照:東伊豆伊東港村正丸

 

 

◎城ケ島沖西のヤリイカ乗り活発
剣崎出船はマダイ&ワラサが順調

 

 三浦半島ではヤリイカの乗りが活発です。釣り場は城ケ島西沖の水深150〜200メートル前後。朝のうちは4〜5点掛けも見られ、その後は拾い釣りの展開となりトップ15〜25杯。
 剣崎出船のワラサ船は、目下のところマダイ&ワラサ船で出船。釣り場は城ケ島沖の水深70〜90メートル。マダイは0.5〜1キロ前後を主体、3〜4キロ級交じりで頭4枚前後、これに3〜4キロ級のワラサが交じり、トップ3本。まだまだワラサはいけそうですね。

 

 

◎飯岡の一つテンヤマダイが絶好調
銚子〜外房のヒラメは堅調!

 

 飯岡沖では一つテンヤダイが絶好調。飯岡港の幸丸では15日、水深25メートル前後で、0.3〜1.3キロをトップ40枚、2番手30枚、3番手20枚。朝からずっとアタリが続いたそうです。同じくルアー船ではジギングで1〜1.5キロ級のカンパチがトップ10本前後、イナダ交じりで数釣りのチャンス。
 銚子〜外房ではヒラメが順調。トップ5枚前後で、1〜1.5キロ級主体に大・中型も交じります。

 

 

◎茨城のヒラメは全域で好調
正月用にマダコが狙い目

 

 茨城エリアのヒラメは全域で好調です。釣れるサイズは1キロ前後を主体に3〜5キロ級も交じり、連日のようにトップ10枚に迫る釣れっぷりです。イワシが回遊してくれば「渡り」と呼ばれる大型も期待できます。
 注目はマダコ。3〜4キロ級大型が釣れ始めたようです。鹿島や大洗出船では0.3〜5キロ前後をトップ5〜10杯前後。正月用のマダコいかがでしょう。

 最後におすすめしたいのが鹿島出船のルアー青物。目下は2.5〜.3.5キロ級のワラサに3〜5キロ級キロヒラマサ、2.5〜3キロ級のサワラの回遊しており、しばらくの間チャンスは続きそうです。