◎尾川 泰将
Wednesday尾川です。
絶賛発売中の本誌1/1号でお約束したとおり、外套長が15センチ前後のヤリイカとマルイカ(標準和名ケンサキイカ。メヒカリイカ型と呼ばれる小型)の、見分けかたを紹介します。
イカ釣りファンの方は、うんちくとして覚えておけば鼻高々? ですよ。
まずは本誌に掲載した3杯のイカ画像を、カラーでどーぞ。
手前の2杯がヤリイカ、向こうの1杯がマルイカ。じっくり眺めてみても、いんや〜分かりにくいっす!
でもね、マルイカの外套膜をよく見ると、先端近くに青白く輝く内臓らしき(何かは不明。知ってる人は投稿を)が透けて見えます。コレがまずは、マルイカの特徴の一つ。
お次はこれ。
息絶えたイカの触腕の長さです。
「おー! ビローンと伸びる触腕、こりゃ左がマルイカだよね!」と思った貴方はかなりのイカマニア、正解でございます。だけどヤリイカがもう少し成長すると触腕も意外と長くなるんですよ……。
そこで、とどめはこの画像。
「触腕末端の吸盤」を比較したものです。
答えは、
・吸盤がざっくり大きい=マルイカ
・吸盤が密で細かい=ヤリイカ
これを見ただけでもパワフルなマルイカと、弱々しいヤリイカという印象が伝わってきます。
さて、このネタ、長井沖で探索が始まった深場マルイカとリンクさせるつもりでしたけど、どうやら「早すぎた」様子……。無念です。
年の瀬も押し詰まったというのにピンボケな小咄で、お粗末。
と思ってたんですが、沼津の夜マル&ヤリイカが急上昇! 月曜深夜は秀丸でトップ89杯、二番手50杯、9割がマルイカ。週末から夜イカを開始する魚磯丸のコメントによると、ヤリイカも定置網に入り始めた模様。イカきちは要チェック!