◎尾川 泰将

 Wednesday尾川です。正月休み、伊豆にある温泉のいろり端で一杯やってます。本年もご贔屓に、かんぱーい。

↑酔っぱらって手ぶれ

 

 松の内も明けたところで、うひひっ、釣り人らしく「自慢話」からスタートしますか。本誌1/15号で取り上げた、紅白アマダイの続報ですよっ。
 まず、取材した本人が驚いているのが、内房富浦・日の出ボートの年末年始の釣況です。「そう簡単には釣れねぇよ」と大笑いしていた船長が、
「また釣れちゃったんですけど」と首を傾げるほど釣れ続いてるんですよ、シロアマダイが。最大45センチも出ちゃってまぁ、好日には船中3尾も浮上。
 いつまでチャンスが続くか分かりませんけど「人生初の幻の魚」を手にしたい方は、今すぐ急行!

 自慢話はここから。上はその証拠写真でして、年末、またも紅白アマダイを達成しちゃいましたぜ。

 釣り場は西に飛んで、沼津の内浦湾でございます。なんとな〜くお分かりでしょうけど25センチのミニ紅白、小さな幸せ♡ ってやつです。
 振り返るとここ20数年でシロアマダイは5尾を手にしておりまして、この1尾で6尾目。釣り場は東から内房富浦沖、三浦半島秋谷沖、葉山沖、沼津内浦湾、由比沖、清水沖、いずれも異なる釣り場ってところも、ひそかなる「ジコマンゾク」ってやつですね。ともあれ、しつこく狙えば幻なんかじゃなく、釣れる魚、ということです。

 それにしても、ここ数年における関東エリアでの資源増加は非常に気になるところ。シロアマダイが増え始めた時期が、3年近く前に始まった「黒潮大蛇行のスタート」とちょうど重なるようなので、主因はそこにあるのかもしれませんね。

 真冬だというのに、海水温は非常に温かいまんま。1月6日には小田原方面の定置網にウズワ(マルソウダ)がわんさか入り、おまけに25キロのキハダが2本入網したそうですよ……。 
 もはや海は、昭和おやじの常識なんて通用しない姿に変貌してます。

 年頭からイヤ〜な話ですけど、今年も災害などにある程度の「覚悟と準備」をもって臨まざるをえない……でしょう。せめてもの厄除けに、大変縁起がよいといわれる「大王松」の画像を付けておきます。平穏、平凡な一年でありますように。