◎近田憲男

 

 今週も月曜日がやってまいりました。関東地方で雪の予報でいよいよ冬将軍の到来かと思いきや、週の中ごろは暖かくなるようです。急な気温の変化で風邪など引かないように気をつけてくださいね。
 さて、今週の注目はなんといってもヤリイカアカムツですが、茨城のタチウオや東伊豆の夜イカブリがいつまで続くのか? も気になります。
 というわけで週末の模様から1月5週の狙い目を茨城から順にピックアップしていきましょう。

 

 

◎ヤリイカはパラソル級が乗り活発
タチウオは良型主体に好調

 

 鹿島沖ではヤリイカが好調です。釣り場は水深140メートル前後。40〜60センチのパラソル級を主体にトップ50杯前後。初めてでも20杯前後と土産は十分です。鹿島港の幸栄丸では27日、32〜51センチをトップ55杯。朝から乗りが活発で5点掛けや7点掛けもあったようです。
 茨城県ではタチウオも引き続き釣れています。大洗沖の水深25メートル前後を狙い、80〜120センチをトップ50本前後。釣り方はエサ釣りのほか、船宿によってはルアーもOK。また、日立久慈漁港ではヒラメとのリレー釣りで出船している宿もあります。

 

参照:茨城県鹿島港幸栄丸

 

 

 

◎銚子・九十九里出船のヤリイカ好調
犬吠埼沖のアカムツは規定数達成も!

 

 

 銚子・九十九里飯岡のヤリイカも好調です。サイズは30〜50センチで大型交じりでトップ30杯。サメの邪魔がなければ数はのびそうです。
 犬吠埼沖のアカムツも良型主体で好況をキープ。犬若港の孝進丸では26日25〜50センチを頭10尾。40センチ以上が多く、ほとんどの方が規定数に達したそうです。

 

 

 

 

◎洲ノ崎沖〜布良沖でヤリイカ好調
勝山ではアマダイがおすすめ!

 

 

 内房のヤリイカも狙い目です。釣り場は洲ノ崎沖〜布良沖の水深140〜180メートル前後、25〜45センチをトップ30杯。2、3点掛けで釣れる展開の中に時折5点掛けなどもあり楽しめます。
 勝山出船ではアマダイがおすすめ。釣り場は勝山沖の水深60〜90メートル。利八丸では25日、51センチを頭にトップ6尾。レンコダイ、イトヨリダイ、オニカサゴ、マダイ交じりでクーラーが賑やかに。

 

 

 

◎東京湾のライトアジ、シロギス、イシモチが絶好調

 

 

 小物釣りではライトアジ、シロギスがいずれもトップ100尾を超えるような釣果が続いていますが、イシモチの模様も上向いてきました。釣り場は本牧沖の水深20〜25メートルで高位安定しており、東京湾奥金沢八景の新健丸では27日、22〜33cmをトップ150尾。多点掛けが当たり前の釣れっぷりで早揚がり。ファミリーやビギナー連れにおすすめです。

参照:東京湾奥金沢八景新健丸

 

 

 

◎三浦半島出船のヤリイカ好調。

剣崎沖のアオリイカ、長井沖のマルイカにも注目

 三浦半島出船のヤリイカ船は、沖ノ瀬の水深160〜200メートル前後を狙い、20〜50センチをトップ30杯。終日ポツポツ乗り。オモリ150号、プラヅノ11センチを使用。
 イカつながりですと、剣崎沖で餌木シャクリのアオリイカが好調。水深25メートル前後で、0.5〜1.5キロをトップ5杯前後。餌木は3.5〜4号。中オモリ10号を使います。また、三浦半島長井新宿港の小見山丸ではマルイカ狙いで出船。釣り場は長井〜城ケ島沖の水深80〜110メートル、まとまった釣果に今後注目していきましょう。

 

 

 

◎相模湾のアマダイ高位安定
平塚出船ではホウボウも好調

 

 相模湾のアマダイが好調です。腰越港出船では江ノ島沖の水深70〜85メートルで、22〜32センチをトップ7尾前後。小田原早川港出船では小田原沖の水深60〜110メートルで、22〜47センチをトップ15尾杯前後。数も型も文句なしの釣果です。
 平塚港出船の庄三郎丸ではホウボウ狙いで出船。25日は水深20〜30メートルを狙い、27〜43センチをエサで頭21尾、ルアーのトップ18尾。例年であれば2月ごろまでの釣り物ですが、今期はまだまだ行けそうな感じです。

 

参照:相模湾平塚港庄三郎丸

 

 

 

◎東伊豆は夜釣りのイカブリが好調
駿河湾で夜釣りのタチウオ、マルイカに期待

 

 

 最後は夜釣りです。東伊豆では初島周りで夜イカブリが好調です。6キロ級を頭にトップトップ5本前後、いつまで続くか分かりませんので、お早めの釣行をおすすめします。
 駿河湾では夜釣りでタチウオが順調です。指幅2.5〜5本級を頭20本前後。夜釣りではほかにマルイカ狙いでも出船しています。