◎近田憲男

 今週も月曜日がやってまいりました。週末は冷え込みましたが風邪など引いていませんか。明日から冬型の気圧配置が弱まり、今週の中ごろには春一番が吹いて暖かくなるそうです。
 さて、今週は各地で好調のヤリイカを始め、三浦半島〜相模湾のマルイカ、東京湾、三浦半島のメバルなどに注目して週末の模様から2月1週の狙い目をピックアップします。まずは春告魚のメバルから。

 

 

 

 

◎東京湾はエビメバルが解禁から順調
アジ、シロギス、イシモチは絶好調!

 

 2月1日の解禁から順調な滑り出しのエビメバルに注目しましょう。横浜本牧の長崎屋では10日、本牧沖で14〜25センチのメバルを頭43尾。多点掛けもあり数がまとまったようです。仕掛けは胴付き3本バリ、オモリ20号を使用です。
 続いて東京湾の冬の小物釣りは、川﨑〜横浜沖のライトアジ、木更津沖のシロギスともにトップ100尾以上の釣れっぷり。本牧沖のイシモチは20〜32センチをトップ50尾前後とやや落ち着いたものの、これだけ釣れれば土産十分。暖かくなったらファミリーやカップル、ビギナー連れで楽しんでみてはいかがでしょう。

 

参照:東京湾奥本牧横浜長崎屋

 

 

 

◎三浦半島出船のマルイカ上昇気配
イワシメバルはヒラメ交じりで順調

 

 

 三浦半島でマルイカが持ち上がってきました。剣崎松輪の瀬戸丸では9日、トップは41杯。長井新宿港の小見山丸では8日、城ケ島沖の水深75〜85メートルで15〜25センチをトップ17杯。葉山あぶずり港の長三郎丸では9日、亀城根沖の水深80〜90メートルで17〜26センチをトップ19杯。先週末の模様と比べて釣果は上向いていますので、このまま一気に本格化するのを期待しましょう。
 三浦半島葉山芝崎出船ではイワシメバルがおすすめ。五エム丸では9日、15〜30センチのメバルをトップ10尾、14〜28センチのカサゴを頭8尾にさらにうれしいゲストとして1キロ級のヒラメも交じります。

 

参照:三浦半島剣崎松輪港瀬戸丸

 

 

 

◎相模湾平塚港からもマルイカ出船
小田原南沖でヤリイカ好調

 相模湾でマルイカが持ち上がってきました。平塚港の庄治郎丸では9日、東沖で13〜26センチを頭20杯。
 小田原早川港出船のヤリイカも注目。坂口丸では8日、小田原南沖の水深150〜190メートル前後で25〜47センチを頭44杯と盛り上がってきました。

 

 

◎南房〜内房のヤリイカ上昇気配
勝山のアマダイは高位安定

 

 南房〜内房でジャンボサイズのヤリイカが釣れています。洲ノ崎〜白浜沖の水深190メートル前後で、胴長30〜40センチをトップ40杯前後。大型が交じるのでプラヅノは11センチのほかに14センチも使用。サバが少ない場所ではブランコ仕掛けでもOKです。
 アマダイは勝山沖の水深60〜90メートルで25〜40センチ前後を頭7尾前後と安定して釣れています。45〜50センチオーバーが交じったり、3本バリ仕掛けにパーフェクトの流しもあるそうなので、今がチャンスです!

 

参照:南房乙浜港しまや丸

 

 

 

 

◎イワシが回遊しマダイが上向き
フグも復調しマハタは好調キープ

 

 大原出船のおすすめは一つテンヤマダイ。イワシの反応がある太東沖の水深30〜40メートルで1.5キロ前後のマダイを主体に2キロ級交じりでトップ5枚前後。反応はあるので今後も期待十分です。
 外房のフグが復調してきました。太東沖の水深15メートル前後でトップ20尾前後。サイズは良型がメインなので掛けたときの重量感がたまりません。それからマハタは引き続き好調をキープし、1キロ級を主体に3キロ級交じりでトップ5尾前後。3キロオーバーを狙ってみませんか。

 

 

 

◎犬吠埼沖のヤリイカが狙い目
同沖のアカムツは引き続き好調

 

 飯岡出船のヤリイカが順調です。釣り場は犬吠埼沖の水深150メートル前後でジャンボサイズを主体にトップ20杯前後。サバやサメが多いときは仕掛けを取られることもあるので、交換用の仕掛けを多めに用意しておくといいでしょう。
 飯岡沖のハナダイの模様が持ち上がってきました。8日は飯岡沖の水深30メートル前後を狙い、25〜40センチをトップ41枚。ホウボウ、メバルなどが交じりで土産十分です。

◎日立沖の一つテンヤマダイが好調
鹿島沖のヤリイカも期待大!

 

 日立沖の一つテンヤマダイは中ダイ交じりで順調に釣れています。日立久慈漁港の弘漁丸では9日、水深40メートル前後で0.3〜2.3キロをトップ4枚。ゲストはキントキ、マダコ、マハタ、アイナメ、カサゴ、ヒラメと多彩でクーラーが賑やかに。
 注目の鹿島のヤリイカは、群れを探しながらポツポツ拾っていく展開で、やや小休止といったところ。とはいえ鹿島沖は4〜5月までロングランで楽しめる釣り場、新しい群れが入り、型・数とも文句なしの釣れっぷりに期待しましょう。

 

 

◎駿河湾では夜釣りがおすすめ。

タチウオ&マルイカともに好調

 

 

 夜釣りは寒いですが、駿河湾の夜は寒さを吹き飛ばすアツさです! 沼津沖では夜タチウオが絶好調。静浦港の真成丸では9日、指幅2.5〜5本級をトップ60本以上の釣れっぷり。ほかに夜釣りで狙い目なのがマルイカ。沼津内港の秀丸では5〜20センチをトップ20杯前後、好日には50杯以上も上がっています。仕掛けは直結がメインですが、イカメタルでも楽しむことができます。