◎内山高典

 気分転換の方法は色いろありますが、私はおいしい魚を食べるのが一番。

 釣れた魚をていねいに血抜きして、氷をきかせたクーラーボックスに入れて持ち帰り、刺身や塩焼き、煮つけ、揚げ物と色んな料理で味わうたびに幸せな気持ちになります。

 今回は、最近「うま〜い!」と思った魚のベスト3を紹介します。

 トップバッターは、コマセダイのゲストで釣れた「アジとカイワリ」。この2種が同じ日に釣れたのは初めてだったので、定番の塩焼きで食べ比べてみました。

 アジはほどよく脂が乗っていて焼きたてホクホクの身は安定のおいしさ。カイワリはしっとりジューシーな焼き上がりで、強いうま味を感じました。

 食べ比べた結果は……めったに食べられないカイワリに軍配を上げた次第です。

 



 お次はキンメダイ。私はキンメの身と皮の間のうま味を生かす炙り刺しが大好物。定番のしょう油と、ゴマ油に塩とワサビをといたタレで味わっています。1キロ級を嫁さんと二人でペロッと完食しました。

 



 ラストは、4月1日に解禁した銭洲遠征の高級魚五目の定番ターゲット、ウメイロです。引き締まった白身に驚くほど脂が乗っていて、冷蔵庫で1〜2日間ほど寝かせたウメイロの塩焼きがうまいのなんの。気前よく魚を分けてくれた黒田さん、湊さん、ごちそうさまでした。

 銭洲遠征の開幕模様は5月1号でお届けします!

銭洲のシンボル・ネープルス群礁です。



シマアジ、ナンヨウカイワリ、アカハタ、ウメイロなど多様な高級魚の五目釣りが楽しめます。

ウメイロはバリ食いです!