◎尾川 泰将

 ついに宣言が出ましたが、ほぼ「自己責任で」という感じ。なんだかモヤモヤする内容で、さすがに私もストレスがたまってきました……。

 

 サクラも散り始めてますます気が滅入る、Wednesday尾川です。

 

 ほんの数日前までは海岸にずいぶん子ども連れの家族が来ていて、それこそ「セーフティな均等の間隔」をキープしながら散策や磯遊び、ちょい投げ釣りなんかを楽しんでいました。
 アウトドアなら自らの意思で「三つの密」を回避できますから、不要不急の外出はするなといえど「個人的にはあり」な息抜きだと思います。

 けれどもこれから1カ月の間は、そんな姿もガクンと減るかもしれません。東京、神奈川、千葉の釣り船の多くは懸命に営業を続けていますが、今後の客足は不透明です。

 釣り好きとしては、こんなとき車載ボートやカヤックを持っている人がうらやましい。
 だれとも接触しないで人のいない浜へ行き、沖へと出ればウイルスとは無縁の世界。思い切り空気を吸って、釣りに没頭できます。
 小野信昭さんの連載「気ままな海のボート釣り入門」はちょうど今、マイボート購入の話題に入ったところ。とくにボート免許をお持ちの方は、じっくり検討してみてもいいでしょう。

 

 ただし、住宅街に近い場所や駐車場にレジャー目的の車が密集すると、地元の方々、とくに持病を持っている人や年配者はとても不安になる……と、ある海岸沿いに住む知人から直に聞きました。
 とてもセンシティブな問題ですから、アウトドアとはいえ、人も自分も感染しない、不安にさせない気配りが大切です。