◎加藤 智晴

 こんにちは、エディターKです。

知ってましたとも、ええ。東京の船宿が看板を下ろしてからも金沢八景の一之瀬丸さんでは土曜のみですが夜釣り船で例のアレ出続けてましてね。トップで15本だ8本だと、まだヤレそうな雰囲気がプンプンだったんです。

 あいにく仕事みっちりで身動きが取れなかったんですが、ようやく夜釣り船の最終日に時間ができまして。当然、夕方にのこのこ出かけていくわけにもいかず、早朝出勤ですよ。ま、目的は夜の部なんで、昼間はなるべく体力を温存しておこうとタコちゃんからスタートです。

一之瀬丸さんはまさに沖釣りデパート。週末は混雑必至なので必ず予約の上お出かけください

 幸いこのところ模様も落ちてきているので片舷4~5人とゆったりです。船長に「引っ掛かる?」って聞いたら、「あんまり引っ掛かるところやんないから。タコも引っ掛からないかもしれないけど」とウイットに富んだお返事。

 そんなこんなで富岡周りからスタート。目ぼしいタコ船も周囲にいるから、最近はみなさんこの辺叩いてるんですかね。で、ちょっとゴツゴツしてる堤防際を攻めたとき、さっそく引っ掛かっちゃいましてね。あちゃ~ってゴニョゴニョやってると、スッと外れたと同時に重み。根掛かりが外れたと同時にタコもいたラッキーパンチでまずは1杯。8時半ごろの出来事です。

 続く2杯目は約5時間後、八景沖に移動してきてから。周りでは連チャンしている人もいて、ちょっと乗り目が出てきたのか? ここでもう1杯追加して終了です。

 それにしても夏の終わりとは思えないほどちっちゃいタコが多くて、もしかしたら遅生まれでこれまで釣られなかったタコがようやく釣れるサイズに成長してきたのかなって感じでした。

 結果はトップ8杯、0の人も何人かいたようです。自分は2杯でしたが、前回はリリース1杯に終わっていたので、倍返しできただけで大満足です。

スッテ系はこうなっちゃうことが多いので個人的にはおすすめしません
水温の高さにタコも夏バテ気味なのか、そのままバケツにオッポリ込んでも逃げ出しません

 しばしの休憩を挟んで夜の部です。それにしても夜アジ&カサゴとかカサゴメバルとか大人気で、どちらも2隻出し、夜釣り船だけで5隻出しとかすごすぎます。

 ニョロ船は1隻でしたが、当然満員。こんな時期に来るのはよっぽどの物好きか、なんにも知らずに来てしまったかのどちらかってメンバーです。

 それはともかく、この日は南風の下げ潮で当然ミヨシ有利となるところ。同じように考える人はいるもので、朝の時点ですでに両ミヨシは埋まってまして、どうにか左2番に滑り込みセーフ。先週も来たという常連さんに聞くと、釣れるのはマヅメくらいでリリースするようなドジョウサイズも多く、どうにか5~6本釣ったとのこと。これは心してかからなければなりませんな。

 6時ごろ、木更津沖でスタート。仕掛けを入れると、なんかトモ方向へ流されていきます。隣の方と話が違いますね、と首を捻る。しかも開始早々トモのほうでポンポ~ンと連発、しくじったか! こちとらなんのアタリもありゃしません。しかも、しばらくしてようやくのヒットも、なんと海面バラシ。完全に終わったな。

 ところがどっこい、場所移動するとポツリポツリと船内アタリが出始めまして。おそらくニョロ釣り初めてだろう貸し道具の女性陣も本命を手にしてキャッキャとはしゃいでおります。

 こりゃうかうかしておれんとエンジン全開? 普通ならポイしちゃうドジョウサイズもバケツにぶっ込んで、なりふり構わず頭を狙いにいきます。

 終盤、隣の方が連チャンして危なかったんですが、どうにか8本で逃げ切り成功。有終の美を飾ることができましたとさ。

時期的なものか、ヤバいサイズがけっこういます。真ん中のなんか、最初上がってきたとき何が釣れたのかよく分かりませんでした。来年は釣れてるときに釣行したいものです

 これにて私の夏休みも終了です。ではまた来年、バイナラ~。