◎沖藤武彦
ども。今話題のGoToトラベルで一足はやく福島県に遊びに行ってきた千葉県民・沖藤です。
編集後記にも書きましたけど、行ってきたのは四倉の弘明丸で知り合った釣友・堀井さんが務める、いわき湯本の「吹の湯旅館」。
▲息子さんも弘明丸でヒラメデビュー。大ビラメを釣り上げて釣りバカ親子になった堀井さんと。湯も、食事も最高でした
これがね、もう最高でした! 皆さんも同じでしょうけど、観光旅行とか、温泉とか、「遊びの旅行」って、ここ半年行ってない人が大半だと思うんです。
それだけに、気持ちよさ倍増でした。
で、思ったんですよ。こんなご時世だからこそ、もし、遊びに行くなら、行ったことのある宿や、友人の務める宿に行くべきだって。
マスク越しの再会になるわけですけど、それでも十分に旧交を温められますし、そんな旅行が、日々のモチベーションになっているって気づくものです。
もちろん体調管理と感染予防をしっかりするのが前提です。
ちなみに、いわき観光といえば「アクアマリンふくしま」。のっけから縄文回帰、カワウソの生態展示と「環境水族館」の名に恥じない硬派な展示にグッときました。
(怖すぎる博物館、いわき市炭坑・化石博物館ほるるもめっちゃよかったけど、とても書ききれないので割愛します)
とはいえ、やっぱりガン見しちゃうのはマイワシの群泳でしたけどね!
▲反射的に「ナブラ」だの「ヒラメ」だの「タチウオ」を思い出し執念深く撮影。コレ、釣りオヤジあるある、です
と、マイワシが出たところで思い出したけど、東京湾がドラゴンで賑わっている秋、鹿児島の錦江湾では今年もスーパードラゴンが釣れています。
もうね、全長180センチ、4キロとか見ちゃうと、一度は釣りたい、釣れなくても撮影したい! って思うものです。
で、今週、取材で鹿児島の海晴丸に行く予定だったんです。
ところが台風9号、10号の影響か、ドラゴンが釣れなくなっちゃったんです。
そこで先週末、中止にしました。状況が悪いのに無理して行くこともありませんから。
で、今週……復活してますがな、錦江湾!
▲なんと179センチ、4.12キロ!!!!(photo by 海晴丸)
やっぱり鹿児島すごいわ。
ちなみに120センチからドラゴンと呼ばれる東京湾ですが、最近は130、140センチ級が連日釣れています。
温暖化が続くと、いつか、錦江湾みたいに、180センチ級が釣れるようになったりするのかな?
こりゃすごい!
中学生のさかな博士が作った
『レアうま魚図鑑』
さてさて。今日はちょこっと書籍の紹介。
釣り好き、魚好きが一読すれば、間違いなく「こりゃすごい!」と感動できる一冊です。
それが12歳の「さかな博士」伊東柚貴くんが執筆した『さかな博士レアうま魚図鑑』(日東書院/刊)。
▲B5判オールカラー160ページ・定価1500円+税
史上最年少、小学5年で「日本さかな検定」1級に合格して話題になった柚貴くんですが、凄いのは知識だけでなく、
「魚を手にし、観察し、とにかく調理して食べること」
レアな魚が大好きで、調理のウデもテイスティングも的確。釣り人として、うらやましいほどの「魚食」の知識が図鑑にてんこ盛りです。
そしてなにより、そのスケッチが素晴らしい!
スケッチ=「観察記録」ですが、これはチャールズ・ダーウィンがビーグル号の航海で膨大なスケッチを記録し「進化論」に至って以降、近代科学の基礎として今も変わることなく大切です。
チラッと中身を見ると、こんな感じです。
▲絵として魅力的なうえ、観察とスケッチの正確さに驚きます。
もうね、アクアマリンふくしまでマイワシ撮ってよろこんでる釣りオヤジとは大違い。
新世代の「さかな博士」は食と漁業と釣りも大好きだそう。今後の活躍に注目したいでものです。
さあ、明日からの4連休、釣りか遊びかそれとも仕事か、いずれにせよ、うがい、手洗い、マスクを忘れず、楽しみましょう。
ちなみにワタクシ、南房のシマアジ釣りに行ってきます。
では皆さん、よい週末、よい連休を過ごしてくださいね!