◎近田憲男

 

 

 台風で週末に予定していた釣りに行けずガッカリなんて人もいるかもしれませんが、落ち込んでばかりいられません。今週も月曜日がやってまいりました。はりきってまいりましょう! さて台風後の出船模様のから10月中旬の狙い目をピックアップします。まずはシケ後どうなったのか気になるキハダから。

 

 

 

◎相模湾のキハダ・カツオ船
シーズン終盤の大型に期待!

 

 まず相模湾のキハダ・カツオ船です。気になるシケ後ですが……。安心してください、30〜50キロが上がってます。というわけで12日の模様をダイジェストでお届けします。
 まずは三浦半島から。剣崎松輪港の大松丸では32.36キロ、葉山芝崎の福栄丸では42キロ、葉山あぶずりの秀吉丸では36キロ、長三朗丸では52キロ。
 続いて相模湾です。茅ケ崎の沖右衛門丸では40.2〜51.2キロを2隻で3本、ちがさき丸では48.4キロ、大磯の恒丸では30.2キロ、さらに小田原早川港の平安丸では31キロ。
 まだまだ反応はあるので、海が穏やかになれば期待できそうです。

 

参照:三浦半島葉山あぶずり港長三朗丸

 

 

 

 

◎剣崎のワラサフィーバー!
内房保田沖でもワラサが好調

 

 シケ後の剣崎沖ではワラサが絶好調です。群れも濃く魚探に映る反応も抜群で、流すたびにバタバタ釣れるので、手返しがよければ10本前後も狙えます。
 ワラサとえいば内房保田沖も好調です。2.5〜3.5キロ級のワラサをトップ15本前後。マダイとワラサの両狙いなのですが、まだまだワラサが優勢です!

 

参照:内房勝山港利八丸

 

 

 

 

◎南房&内房のカワハギに注目!
竹岡沖でも上昇気配!

 

 南房&内房のカワハギが持ち上がってきました。南房洲ノ崎栄の浦では館山湾内水深15メートル前後を狙い、トップ20枚前後。内房の金谷沖ではトップ25枚前後。さらに三浦半島で上向き調子です。久比里では竹岡沖の水深15メートルで頭15枚前後。大中小交じりで秋本番のアタリの多いカワハギ釣りを楽しめそうです。

参照:南房洲ノ崎栄の浦港早川丸

 

 

 

 

◎相模湾のイナダ順調
多彩なゲストも魅力!

 

 

 相模湾で連日のよう釣れているのがイナダ船。釣り場は江ノ島〜鎌倉沖や二宮沖、小田原沖など広範囲で楽しめます。コマセ釣りのウイリー仕掛けがメインですが、船宿によってはルアーで便乗してジギングが楽しめたり、イワシの群れに付くイナダを食わせサビキで狙えうころもできます。
 ゲストも多彩でカンパチ、イシダイ、アジ、カワハギ、カサゴ、マハタ、ウルメイワシなどでお土産は十分です。小さくても青物のトルクフルな引きは健在、青物入門にぜひ!

 

 

◎東京湾はライトアジ、イシモチが好調
タチウオはテンヤ、テンビン、ジギングともに有望

 

 

 東京湾ではライトアジが好調です。釣り場は川崎〜横浜沖の水深15メートル前後で、20〜35センチの良型主体で数釣りが楽しめます。
 数釣りといえばイシモチも見逃せません。横浜沖18メートル前後で25〜30センチを主体に50尾前後、中アジも交じり土産十分です。
 タチウオはテンヤ、テンビン、ルアーと、釣り方を選ばず順調に上がっています。それからおすすめなのが、ルアー五目がおすすめです。幕張や船橋といった湾奥エリアでワラサやイナダ、シーバスがキャスティングで楽しめます。

 

 

 

◎飯岡沖では大中マダイのチャンス、続く 

 

 

 飯岡沖では引き続き大中ダイが狙えます。九十九里飯岡港の幸丸では12日、マダイの0.5〜6.8キロを頭2枚、ゲストはイシダイ、イサキ、イナダ、カサゴ、カンパチ、シイラ、ハナダイ、ヒラメでクーラーが賑やかに。今後も期待しましょう。

 

 

 

 
 さて、いかがでしたか?
 今週も50キロ級で盛り上がっている相模湾キハダです。終盤戦ですが、反応はまだまだあるそうですし、連日30キロ級が上がっています。スタートが遅かっただけにまだまだチャンスが続くことを願いたいです。
 そのほかの注目はワラサ。剣崎、内房に続き、東伊豆でも今週から初島周りのワラサ狙いで出船するそうですので期待しましょう。