◎近田憲男

 

 

 あけましておめでとうございます。月曜版担当の近田です。2021年も土日の模様を中心にお届けしていきますので、よろしくお願いします。
 さて新年最初の月曜日がやってまいりました。土日は広い範囲で天候にも恵まれ初釣りを楽しんだ方も多かったのではないでしょうか? そして、新たな釣り物が開幕するのもこの時期です。
 というわけで、正月休みのエリアを除き、開幕の情報をメインに週末模様から1月上旬の狙い目をピックアップします。

 

 

鹿島沖のヤリイカ開幕!

 

 鹿島出船のヤリイカが開幕しました。釣り場は鹿島沖の水深150メートルで、30〜55センチのヤリイカをトップ10杯前後。サバやサメの邪魔により数はのびなかったものの、反応はあるようなので今後に期待しましょう。

 

参照:茨城県鹿島港豊丸

 

 

 

犬吠埼沖のアカムツが好スタート

 

 犬吠埼沖のアカムツが始まりました。茨城県波崎港、銚子外川港、九十九里飯岡港出船の3日の釣果をダイジェストでお届けします。茨城県波崎港のひろの丸では28〜50センチを一人2〜8尾。銚子外川港の福田丸では25〜46センチを頭3尾。九十九里飯岡港の幸丸では25〜48センチを頭6尾。海況次第な釣果にムラがありますが、40センチ級の良型主体で今後も有望です。

 

 

内房勝山〜金谷でアマダイが始動

 

 内房エリアのアマダイ釣りが相次いでスタートしました。
勝山港の利八丸では2日の初釣りで23〜53センチをトップ2尾。40センチ前後の良型主体にオニカサゴ、カイワリ、レンコダイ、カンパチなどゲストも多彩の釣果でした。
 金谷の光進丸では4日からで、25〜45センチのアマダイを一人1〜6尾。こちらもシーズン初期ならではの良型ぞろいで楽しめます。

 

参照:内房勝山港利八丸

 

 

  

東京湾はタチウオやアジが堅調

東京湾奥のマコガレイも狙い目

 

 東京湾のタチウオは観音崎〜走水沖の水深60〜70メートル前後や横浜〜本牧沖の水深40メートルで指幅4〜5本級が釣れています。人気のアジは木更津沖、川崎〜横浜沖で25センチ前後を中心に数釣が楽します。
 東京湾奥では年末からマコガレイが釣れています。江戸川放水路の伊藤遊船では3日、船橋沖の水深10メートルで25〜37センチをトップ4枚。もうしばらくすると産卵後の荒食いが期待できそうです。

 

参照:東京湾奥江戸川放水路伊藤遊船

 

  

 

三浦半島城ケ島沖のヤリイカ上昇気配

 

 三浦半島出船ではヤリイカの乗りが活発です。釣り場は城ケ島沖の水深160〜200メートル前後で、20〜45センチ前後をトップ30〜50杯前後。潮が速くて釣りにくい時間帯もあったようですが、流れが落ち着くと多点掛けも見られ、数がのびたようです。

 

 

相模湾は人気のアマダイがおすすめ
タチウオの模様も要チェック!

 

 相模湾では最も出船軒数の多いアマダイが各地で順調な滑り出しながら私が注目しているのが年末から釣れているタチウオ。茅ケ崎港の沖右衛門丸では3日、茅ケ崎沖の水深100〜170メートルで80〜115センチを頭17本。平塚港の庄三郎丸では2日、85〜110センチをトップ16本。日ムラはあるもののまだまだ楽しめそうです。

 

駿河湾は夜釣りでタチウオ&マルイカがイチ押し!

 最後は夜釣りです。寒さも吹き飛ぶような模様で盛り上がっているのが沼津沖のタチウオとマルイカです。
 まずはタチウオから。沼津静浦港の真成丸では3日、千本沖で70〜100センチを一人25〜60本。エサ釣りのほか、テンヤ、ジギングでトップも40〜50本と絶好調。
 マルイカもタチウオに負けず劣らず好模様です。沼津内港の秀丸では3日、胴長5〜20センチのマルイカをトップ62杯。数を狙うなら直結仕掛けのゼロテン釣法ですが、イカメタルでも楽しむことができます。

 

 さて、新年で思い浮かぶのが初詣。これから参拝へ行かれる方は大漁&釣行安全を祈願をして2021年も釣りを楽しみましょう!