◎内山高典

 血湧き肉躍る早朝1〜2時間のガチンコ勝負。フラッシャーサビキで鈴なりに上がる縞模様を背負った極上の青魚。脂の乗りがピークに達したぶっとい「寒サバ」が外房で佳境を迎えています。

 今ならクーラー満タンは当たり前! 夕餉は刺身、しめサバ、サバ鍋で! 煮つけ&干物をたっぷり作って冷凍ストック。1カ月くらいはメチャうまマサバで贅沢な朝食をいただけます。
 当地の乗合船は寒サバ&ヤリイカのリレー釣り。盛期ならではの肉厚なヤリイカも魅力です。

 

 

 

 

 

 さて、産卵前に身に栄養を蓄え丸まる太ったマサバが釣れるのは外房だけではありません。
 沖ノ瀬で釣れる通称「豚サバ」も好期を迎えています。

「今年は模様が1カ月くらい遅れている感じで、2月に入ってから群れが増えましたね」とは、三浦半島宮川港・二宮丸の宮川剛船長のコメント。

 釣り場は沖ノ瀬の水深150〜200メートル前後。同船では早朝に胴つき仕掛け&サバの身エサでクロムツ(ムツ)を釣ったのち、仕掛けをフラッシャーサビキに交換して豚サバ狙いに転進。サバは大中小交じりで、とりわけ1〜1.5キロ級のマサバを「豚サバ」と呼んでいるそうです。

 外房の寒サバ&ヤリイカ、沖ノ瀬のクロムツ&豚サバの美味魚リレー、いずれも期間限定のお楽しみです。どうぞ釣行はお早めに!
 

 

参照:三浦半島宮川港・二宮丸