◎近田憲男

 

 今週も月曜日がやってまいりました。今日の関東地方はシケ模様。明日からまた晴れるようですが水曜まで風の強い日が続きそうです。
 さて、週末の模様から2月中旬の狙い目をピックアップ。今回は釣り物別に分けてみました。

 

 

ヤリイカは各地で乗り活発
ジャンボサイズの多点掛けを堪能しよう

 

 茨城、九十九里飯岡、外房、南房、三浦半島、相模湾でヤリイカが順調です。サバやサメに邪魔されることもありますが、群れ濃く今後も有望でしょう。
 鹿島出船では水深100メートル前後で肉厚のヤリイカが乗っています。今後水深80メートル台で釣れるようになるとライトヤリイカも楽しめます。

 

参照:南房洲ノ崎栄ノ浦早川丸

 

 

今月いっぱいがチャンス
極上の寒サバ

 

 外房大原〜南房江見太夫崎出船では寒サバ&ヤリイカリレーが盛況です。この時期にしか味わえない丸まる太った絶品の寒サバは大人気。釣り期はおおむね2月いっぱいまでなのでお早めの釣行をおすすめします。
 予約の電話をしたら、本日発売の『隔週刊つり情報3月1日号』をご覧ください。巻頭特集「春のヤリイカ満喫計画」では脂たっぷりの寒サバを釣るためのフラッシャーサビキ仕掛けや追い食いさせる釣り方、取り込み方を詳しく解説していますので、ぜひご一読読ください。

 

 

 

 

タイラバは東京湾で好調
コマセダイは三浦半島剣崎出船で大ダイ上がる

 大潮を迎えた先週末の東京湾ではタイラバで4キロ級の大ダイが出ました。次の大潮は月末、期待大です。


 三浦半島久里浜〜剣崎沖ではコマセダイが持ち上がってきました。2〜4キロ級も釣れている中、剣崎松輪の一義丸では13日、5.15キロのマダイが上がりました。


 相模湾でも腰越沖で1キロ前後が連日のように釣れていて、小田原沖では2キロ級が上がっています。


 南伊豆では海況が悪く出船できない日もありますが、海が穏やかになれば1キロ前後の数釣りが楽しめそう。沼津沖では1.5キロ前後が安定して釣れています。

 なお、茨城、九十九里飯岡、外房の一つテンヤマダイは順調に釣れています。数釣りなら茨城の日立沖が狙い目でトップ2ケタも珍しくありません。外房大原ではイワシ着きを狙い1キロ前後を主体に2〜3キロ級が交じっています。

 

 

参照:三浦半島剣崎松輪港一義丸

 

 

タチウオは東京湾で魚影濃厚
茨城では復調の兆し

シケ後どうなる?

 

 東京湾のタチウオは観音崎沖で魚影濃く、脂の乗った良型が増えて釣果も上々です。猿島沖にも反応がありますので、今後は観音崎〜猿島沖と広い範囲で楽しめそうです。


 一方、終息と思われていた常磐のタチウオが大洗沖で復調。指幅3〜5本級が釣れています。シケ後にどうなるか分かりませんが、釣れていれば即、釣行でしょう。


 沼津では夜釣りで引き続き順調に釣れています。日により数にムラがあるようですが、今後も期待十分です。

 

 

参照:内房富津鹿島丸

 

 

 寒ビラメは茨城〜外房でチャンス! 

 

 茨城、九十九里飯岡、外房では肉厚の寒ビラメが順調に釣れています。


 茨城はヒラメの食いが活発で数、型ともに安定しています。とくに鹿島出船ではアタリが多く、この週末は規定数10枚に達するところもありました。
 九十九里飯岡出船ではナギのため船が流れず数がのびなかったようですが、流れるようになれば期待できるでしょう。
 外房大原出船は2〜3キロ級交じりで釣れています。イワシ着きのであれば大ビラメの期待度アップです。

 

 

アジ、シロギス、イシモチは東京湾で盤石の釣れ具合
マコガレイも上昇中

 

 東京湾のアジとシロギスは盤石の釣れっぷり。中でも川崎〜横浜沖のライトアジは束釣りする人もいて魚影の濃さは抜群、ゲストにイシモチが交じります。


 そのイシモチは猿島沖の深場だけでなく、本牧沖でも持ち上がってきました。日によりムラがあるようですが土産は十分です。


 江戸川放水路出船のマコガレイは例年に比べて数が釣れています。このことろ大型も交じるようになり盛り上がりをみせています。


 いずれもファミリーやビギナー連れで楽しむのに最適。穏やかな日を選んで釣行してみてはいかがでしょう。

 

 

メバル&カサゴが東京湾で好模様
イワシメバルは三浦半島で上昇気配 

 

 開幕から順調に釣れているのが東京湾のメバル&カサゴ。ポカポカの陽気の中、のんびり楽しむのにもってこいでしょう。


 三浦半島ではイワシの泳がせ釣りで狙うイワシメバルが好調。三浦半島葉山芝崎出船では尺クラスのメバルも上がっています。

 

 

アマダイは内房、相模湾で安定した釣れっぷり

 

 内房富浦、勝山、金谷出船ではアマダイが大型交じりで楽しめます。また、湾奥出船からも保田沖を中心に狙うことができます。


 相模湾は数、型とも安定して釣れており、数を狙うなら小田原早川港出船で、2ケタ釣果もしばしばです。多彩なゲストも交じりクーラーが賑やかになるアマダイ釣りはもうしばらく楽しめそうです。

 

 

外房でマルイカスタート
三浦半島〜相模湾は乗り順調 

 

 さて、外房小湊寄浦出船ではマルイカが急上昇。トップ50杯前後と好スタートを切り、今後も目が離せません。


 三浦半島長井新宿〜葉山あぶずり出船では亀城根の水深80〜100メートルを狙い順調に釣れており、相模湾平塚出船では乗りがよくトップ40杯前後。

 

 

今年で6シーズン目に突入
トラフグが東京湾で開幕

 

 東京湾で今年もトラフグが開幕しました。鴨居大室港の一郎丸では例年以上の釣れ具合。釣り場は久里浜沖で40センチ級、1キロ級も釣れています。

 

 

カマスが相模湾で好発進

 

 こちらも始まりました。カマスです。

 相模湾平塚〜大磯出船でカマス乗合がスタート、瀬ノ海で、脂の乗った良型のカマスが釣れています。仕掛けはオモリ150号、胴つき3本ハリ仕掛け、エサはサバの切り身を使用します。

 

 

犬吠埼沖のアカムツが順調
東伊豆宇佐美出船では大型が出た!

 相変わらず犬吠埼沖のアカムツが順調です。海況次第ではありますが、水深200メートル前後を狙い規定数10尾に達することも珍しくありません。


 東伊豆宇佐美出船では50センチ級を含めた良型主体で上がっています。

 

シーバスジギングが東京湾で好調
ルアーサワラも湾口でアツい!

  

 最後にルアー釣りです。おすすめなのが東京湾のシーバスジギングです。木更津沖の水深20メートル前後を80グラムのメタルジグで狙うと、フォールでも巻き上げでもバリバリとヒットしてきます。落として巻くだけなのでルアー入門におすすめです。


 もう一つは東京湾口〜三浦半島のサワラゲームです。跳ねが見られればヘビーウエイトシンキングミノーの高速巻きで食ってきます。ナブラがないときは久里浜沖でジギングです。回遊してくればパタパタと釣れて盛り上がります。

 

 さて、いかがでしたか? 今週はシケの影響が心配ですが、週末には落ち着きそうな予報、ここはひとつ、じっくりと仕掛けを作ったり、動画を手入れして過ごしましょう。