◎内山高典

 外洋の大きなウネリにやられてガッツリ船酔い、帰路は睡魔におそわれグッスリ仮眠。へろへろで帰宅した内山です。


 私は元もと船酔いしやすいのですが、多少の波風の揺れには慣れました。しかし、胃袋を持ち上げられるような大きなウネリはいつまでたっても苦手です。トホホ……。


 さて、最新号の「沖釣りカレッジ・福田豊起のアカムツ釣り教室」の舞台となった、犬吠埼沖のアカムツが目下絶好調。良日は40センチオーバーの大型を交えてトップが規定数10尾に到達しています。当地の釣期は6月一杯、どうぞ釣行はお早めに!

 

 

 

 


 アカムツといえば食味も魅力。私は「炙り刺し」が大好物ですが、アカムツは身と皮が軟らかく、皮付きの身を薄く切るのが苦手でした。

 そこで今回は、料理好きの船長から教わった、失敗しない「アカムツの炙り刺し」のコツを紹介します。






 アカムツを三枚におろし、腹骨をすき取り、血合骨を抜き取ります。
 その身をラップフィルムで包み、冷凍庫で半冷凍にします。






 半冷凍は、皮目の表面が少し硬くなる程度でOKです。






 半冷凍にすると、包丁を入れても身が崩れず、簡単に薄切りできます。







 薄切りした身をバーナーで炙ればでき上がり。








 この方法は、アカムツと同じく、身と皮が軟らかいキンメダイの炙り刺しにもおすすめです!