◎尾川 泰将

 Wednesday尾川です。
 本誌連載エッセイ「われらぽっぽ組」に、このところ気になる海藻が登場。

 

作画・コジマ ノリオ(無断転載禁)


 タイラバネクタイのルーツではないかと、執筆者の北澤さんが追いかけている「ウミトラノオ」です。

 残念ながら画像がないのですが、まあ、ネットで調べると出てきますのでご覧になってください。

 で、その特徴を調べてみました。

・ホンダワラ科の一種である。
・長さは30〜100センチくらい。
・ヒジキなどと同じく、潮間帯に生える。
・黒っぽく動物の尾のように見えることが、名の由来。
・乾燥に強く、少々踏みつけられても平気で丈夫。
・日本各地に分布し、一年中見られる。

 最も驚いたのは「日本各地に分布する」という事実。海藻マニアにとっては当たり前のことでしょうけど、私は初めて知りました。
 つまり、関東沿岸にも生えているということ。どうやらヒジキと同じ場所に生えるらしく、ヒジキ採りの漁業者にとっては邪魔物。地域によっては雑草扱いで、あまりに増えると駆除するそうです。

 となれば当然、ウミトラノオを使ってマダイを狙ってみたい。連載にも記されているように「乾燥」させて保存したものをタイラバヘッドにセットすればいいわけですよ。

「ぶってぇ鯛が食ってくる」……連載の行で、ウミトラノオのすごさを語る老漁師の一言に魅かれたタイラバファンも多いはず。

 まずはウミトラノオを見つけることから始めてみようじゃありませんか。もし情報をお持ちの方は編集部までメールください!