◎本日付けで水産庁より6月25日から30日まで、遊漁によるクロマグロの採捕が禁止となることが発表されました。
すでに30kg未満は採捕禁止ですので、大型も小型も、クロマグロ釣りは禁止、キャッチ&リリースでも釣り禁止となります。
これは6月の採捕割り当てである10トンを超えたための措置。ですから
7月1日からは遊漁によるクロマグロ釣り(30kg以上)を再開できます。
とはいえ、6月25〜30日に船を予約していた人や、船宿にとっては大打撃。困ってしまっている人も数多いはず。
また、7月から再開できるものの、次は7〜8月の2カ月で採捕可能量は10トン(予定)。
6月が10トンであるほかは、12月まで、採捕量は2カ月あたり10トン。
合計わずか40トンに変わりはありません。
乱暴かもしれませんが、6月のペースを当てはめると
7月20日ごろには8月末までの採捕量10トンを釣りきってしまう可能性もあります。
昨年のデータや釣期、エリアなどに鑑みた割り当てなのでしょうが、これから盛期を迎える青森方面など、どうなるのかちょっと心配です。
で、取り急ぎ採捕上限に達しないために
リリースをする(採捕量を積み上げない)
1人一日1本可能とされているキャッチ数を船で1日1本または何本、と、コントールする
などの対策を、クロマグロ遊漁事業者協議会や、日本スポーツフィッシング協会で呼びかけてきました。
すでにリリースを強く推奨していたり、採捕量を抑えている船もあるのですが、現状では、
まだ早いモノ勝ちになる要素があるのも事実。
そのあたり、来年以降、見直して、検討していくことになるのでしょうが、今年はこのルール内で運営していくしかありません。
ところで、クロマグロ釣りで見えてきましたけど、規制などルールにのっとって釣りをする場合、
船長のリーダーシップが非常に重要な気がします。
繰り返しますが、早いモノ勝ちにならないことを祈るばかり。これは遊漁の将来を考えれば、クロマグロに限った話ではありませんから。
さて。ムズカシイ話になってしまいましたが、週末の関東地方は南西風と高温の予報。
梅雨だってのに、ねぇ。
来週あたり、熱中症対策をネタに、企画を少し考えてみようかと思っている今日このごろです。
それでは皆さん、水分補給を忘れずに、よい週末を過ごしてくださいね!