◉激辛王・根岸会長も認める小伝馬町の「アカナツメ」の麻婆豆腐で一辛、二辛、三辛、追加料金の「激辛」とあるうち、辛いモノ好きながら「初回は二辛」を頼む近藤加津哉さん=コンちゃん=を見て、ちょっと安心した沖藤です。
ちなみにわたくしは前回、食べたこともないのに「激辛」を注文、しかも別盛りの香辛料をドバッと全部入れてヒーヒー言いながらなんとか完食したものの12時間ほど苦しみました。ええ、翌日の仕事に影響しましたよ。
それに比べてコンちゃんは慎重派。つり情報社と編集部にとって、慎重な存在です。はい。
そうそう。実は今月からコンちゃんは「つり情報社」の正社員として活躍していただいております。
コンちゃんは同じ業界で共に大塚貴汪さんと仕事をしてきた世代ですから、船釣りの経験、知識、取材力、人間関係、コロナ禍以降は動画を含めたスキルに加え、椎名誠さんの探検隊員だったことからイザというときの馬鹿っぷりも疑いようがありませんから、本誌も、関連動画も、イベントも、これからどんどん楽しくなるでしょう。
皆さん、船でコンちゃんを見かけたら取材協力よろしくお願いしますね!
さて、と。
先週はシケ後のナギで3日間ほどロケができたのですが、そのぶんドタバタして、ようやく昨晩、撮影時にいただいたイカを食べ終えることができました。
その一つが、このイカ。
剣崎沖の青空にたなびく小さなイカ。そう、若いスルメイカ、ムギイカの船上干しです。
先週のマルイカのロケにて、サポートの方がお土産に作ってくださり、持たせてくれました。もう、感謝感謝で北の国からの吾郎状態ですよ。
もしかしたら、イカ料理の中でこれが一番好きかも! なんて口走っちゃうほどのウマさ。
でも、食べながらふと
実は七味マヨネーズが好きなだけじゃなイカ?
なんて思ったワケです。
そこでムギイカの船上干しに、しょう油、先々週紹介したニンニクソルトMOGを試したところ……
全部うまい。
やはりムギイカの船上干しは最強、との結論に達したワケです
が!
昨晩、残ったマルイカでダーーーーーッとアヒージョを作ったところ
これが神がかり的にうまい!
以前、イカ先生・富所潤さんからケンサキイカ(マルイカと同種だけど大きめです)のキモと墨を使ったアヒージョを教わって作って食べて星飛雄馬ばりにモーレツに感動していたのですが、同じケンサキなのに
マルイカのブツ切りは柔らかさと甘さがこれまた格別なのかもしれない!
と思うほど、うまいんですわ。
で、ですよ。このマルイカのアヒージョ。キモも入っていなければ、墨も使っておらず
大好きなタカノツメを入れ忘れているんです。
つまりイカ先生レシピに比べて、コクと辛みが足りないのですが、その分、シンプルに身の甘さが引き立つのか、ゲキウマ。
これならマルイカが何百杯あっても食べられるわい、と感激しまくっていました。
で、またまたふと、もしかしたら、
おれは普段から
トウガラシを入れすぎていたのかも……。
と思ったワケです。
くだんの麻婆豆腐でも二辛を食べながらコンちゃんが
「これ、麻婆豆腐として、きちんとおいしいですよ」と言っていたし、ムギイカの船上干しはしょう油でもうまかったし……。
と、いうわけで、トウガラシの過剰摂取(なんてあるのかな)による味覚障害を疑い、折を見てトウガラシ抜き、あるいは減トウガラシを真剣に考える今日このごろでした。
そうそう、マルイカつながりでは、6月17日に開催される「2023マルイカペアパーティー」に、「隔週刊つり情報」を代表して根岸会長とイカマニア・コンちゃんが参戦(もちろん自費)します。
わたくしと当時の根岸社長が表彰台に立って以来、2度目の表彰台を狙っていきますので、参加者の皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!