◎加藤 智晴
こんにちは、エディターKです。
どうにか時間をやりくりして2カ月ぶりに行ってきました。その間、釣果もほとんど確認しなかったため浦島太郎状態。いったい今シーズンの夜アナゴはどうなっているのか!?
というわけで、もっちゃん船長のカズキ号へGOゴー!
この日は大原での取材帰りで午後3時ごろ現着。久しぶりに席選びで迷いましたね。両ドモが埋まってるってことは後ろの潮。ならば追っつけてくか、腐っても四隅でミヨシに陣取るか……。
もっちゃんに聞くと左トモの人はなかなかやるそうなので、となれば隣や斜向かいで殺られるのはよくあるパターン。っつうことで左ミヨシにパイルダ~オン! 出船までの空き時間に6本ハリを結んで準備は万端。
左トモの方へあいさつに伺うと、おや? おやオヤおや? いつぞやはお世話になりました。でも今日はシャツ着てるんすね。
聞くとシオタさん、前日は40本釣ったとか。スゲ~。
仕掛けを見せてもらうとなんのことはない、夜光パイプの2本バリ。かねがね思ってるんですが、仕掛けなんてなんだって釣れます。要はその仕掛けを生かせるテクニックがあるかどうかってこと。
話が長くなるので先を急ぎましょう。このところは中ノ瀬(といっても木更津寄り)を狙ってるそうで、やや深めの20メートルダチへ6時過ぎに到着。ふとトモのほうを見ると、なんでやねん! 昼間の暑いときにシャツ着てて、夜になってスッポンポンとは。期待どおりの展開にややうれしくなって投入開始。
久しぶりだし型を見られればいいかなあ~と思っていると、意外や意外、2投くらいでビビビッとアタリ。調子よく2本を手にして一安心。先っちょなのでほかの方の状況は分かりませんが、自分的には好ダッシュ。その後もポツリポツリとアタリがあり、1時間で5本、2時間で8本となかなかのペース。
と、ここで例のヤツがやってきました。今シーズン、多いと噂のヌタウナギです。海面に浮いてきてアッと思ったときにはグチョグチョ状態。しかも2連続。お手伝いの方に取ってもらってなんとか凌いだものの、仕掛けは崩壊。もう1本竿でやろうかな~と心が折れかけます。
それでもなんとか踏ん張ってどうにかツ抜けまで漕ぎつけ、あぁよかった~。今シーズンのアナゴは少ないなんて出船前にカズキ船長と話してましたが、どうしてどうして、自分的には2釣行連続ツ抜けなんてそうそうあるもんじゃありません。
で、最後のイカリ打ち替えでなんと両方の竿にほぼ同時にアタリ! 12本でフィニッシュできました。
この日は前日より潮が緩かったためヌタ公が多く数はのびなかったものの、その分船中満遍なく釣れたようで、10人中手慣れた人は全員ツ抜けという好日。トップはお相撲さんで20本、自分がツ抜け者の中では一番少なかったんじゃないかな~、思いのほか風が強くミヨシはバッタンバッタンして釣りづらかったけど、十分満足できる一夜でした。ではまた2カ月後。って、終わってるやん!
そうそう、実はカズキ船長、この翌日で濱生丸を卒業だとか。最後に乗れてよかった~。自分はまだこの日で4回目ですが、常連さんからの信頼も厚く、若いから船上での動きもテキパキしてるし、働き者だし、物腰も柔らかいし、きっといい船頭になりますよ。新天地でも頑張ってね!
ではまた来週、バイナラ~。