◎近田憲男


 今日は成人の日です。新成人の皆さんおめでとうございます!
 さて、今週も月曜日がやってまいりました。注目はヤリイカ、そして個人的に気になるのが茨城のタチウオです。
 というわけで週末の模様から1月2週の狙い目をピックアップします。まずはタチウオが絶好調の茨城県から。

 

 

 

タチウオは数・型ともに文句なし

ヤリイカはパラソル級が乗り乗り!

 

 

 茨城県ではタチウオが絶好調です。鹿島沖の水深20メートル前後を狙い、80〜120センチを平均30〜60本、トップは100本超えという釣れっぷりです。釣り方はエサ釣りだけでなく、船宿によってはルアー釣りでもOK。また、専門に狙うタチウオ船がある一方で、日立久慈漁港や大洗出船ではヒラメとのリレー釣りで出船している宿もあります。

 鹿島沖ではヤリイカが好調です。釣り場は鹿島沖の水深140メートル前後。サイズは35〜55センチ、パラソル級を主体に平均40杯前後。鹿島港大春丸では12日、35〜57センチをトップ113杯、いよいよ本格化してきました。

 

参照:茨城県鹿島港不動丸

 

 

 

 

◎銚子・九十九里ではヤリイカ開幕
犬吠埼沖のアカムツも狙い目!

 

 茨城に続いて銚子・九十九里飯岡でヤリイカがスタートしました。朝から乗り活発で大型主体に多点掛けを披露。飯岡港の幸丸では11日、30〜50センチ、トップ73杯。サバの邪魔がなければもっと数がのびたそうです。
 犬吠埼沖のアカムツは引き続き順調。犬若港の孝進丸では11日28〜45センチを頭8尾。潮が速いと釣りにくくなるため海況次第な面もありますが、今後も期待十分。人気の高級魚だけに今後も見逃せません。

 

 

◎外房はイワシ回遊でチャンス到来!
外房〜南房ではサバ&イカリレー有望

 

 大原出船のヒラメ船では本日、イワシの群れが接岸しヒラメの活性が急上昇、3〜4キロ級の大型が釣れ始めました。釣り場は水深5〜10メートル前後の浅場で、大原港のつる丸では13日、0.7〜4.46キロを頭5枚。1.5キロ前後を中心に主体でどれも肉厚なヒラメばかり。大ビラメを狙うなら今がチャンス!
 外房御宿〜南房江見太夫崎出船では前半はフラッシャーサビキでサバ、後半はスルメイカを狙う、サバ&イカリレーが順調です。
 勝浦出船では勝浦沖の水深140〜190メートルでゴマサバ主体にマサバ交じりでトップ50尾前後。サイズは30〜45センチと大型中心なので脂の乗りも抜群です。スルメイカは同沖の水深195〜210メートルの深場で25〜45センチをトップ20杯前後とまずまず。

 

参照:外房大原港つる丸

 

 

 

 

◎洲ノ崎沖〜布良沖でヤリイカ好調
保田ではイシダイ五目がおすすめ!

 

 

 内房のおすすめはヤリイカ。釣り場は洲ノ崎沖〜布良沖の水深200メートル前後、25〜45センチをトップ30〜40杯。乗り活発で5、6、7点と多点掛けなどもあり楽しめます。
 保田港村井丸のイシダイ五がおすすめ。11日は保田沖の水深25〜40メートルでイシダイ20〜37センチを頭3尾。ヒラメ、マハタ、カワハギ、ワラサ、メジナ、ウマヅラハギなどが交じりクーラーが賑やかに。コマセカゴはFLサイズ、オモリ40号を使用。

 

 

◎タチウオは川崎沖でまだまだ好調
東京湾奥のシーバスジギングも期待

 

 東京湾奥のタチウオは目下のところ川崎沖で釣れています。エサ、ルアーともに好調で、エサ釣りでは80〜105センチをトップ30本前後、ルアーは80〜115センチを25本前後。
 ルアー船ではシーバスジギング船が狙い目。朝イチの活性が高く、50〜60センチを主体に30本前後。70〜80センチ級の大型のほか、タチウオやイナダが交じります。
 小物釣りも好調に釣れています。とくに川崎〜横浜沖のライトアジや木更津沖のシロギスはトップ100尾と勢いが衰えることなく連れ続いています。小物釣りの中でも比較的引きが強いのがイシモチです。本牧沖で30センチ前後の良型主体にトップ50尾前後。ファミリーやビギナー連れでぜひお楽しみください。

参照:東京湾奥深川吉野屋

 

 

 

◎三浦半島〜相模湾のヤリイカ好調
相模湾平塚出船ではルアーでキハダが釣れる

 

 三浦半島出船のヤリイカ船は、沖ノ瀬の水深180〜220メートル前後を狙い、25〜50センチをトップ30〜40杯。終日ポツポツ乗り、5点掛けもある。オモリ150号、プラヅノ11センチを使用。相模湾小田原早川港出船では真鶴沖の水深100〜200メートルで、25〜45センチをトップ50杯前後と好調。

参照:相模湾小田原早川港坂口丸

 

 平塚港出船の浅八丸では根魚五目船出船、瀬ノ海の釣り場へ向かう途中にトリヤマに遭遇してルアーをキャストしたところ24.5キロのキハダをゲット! 同宿ではキハダ狙いで出船しているわけではありませんが、椿事ということで紹介しました。

 

参照:相模湾平塚港浅八丸

 

 

◎東伊豆は夜釣りのイカブリが好調
南伊豆&西伊豆ではマダイが順調!

 

 

 

 東伊豆では初島周りで夜イカブリが好調です。6キロ級を頭にトップトップ8本前後と好調な釣れっぷりが続いていますから、このチャンスにぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。
 南伊豆ではマダイ船が好調。南伊豆手石港の米丸では12日、下田沖の水深50〜70メートル前後を狙い、0.4〜1.4キロをトップ6枚、船中12枚。西伊豆土肥恋人岬のとび島丸では11日、土肥沖でマダイ0.4〜3.35キロを頭5枚、船中14枚。ハナダイ、イサキ、ウマヅラ交じり。今後も目が離せません。