◎内山高典

 来週の火曜は年末年始休みに入るので、火曜担当内山は今年最後の編集日誌です。

 令和2年の締めくくりは……お約束の料理ネタ、イカの船上干しです。
 各地で盛り上がってきたヤリイカの船上干しは贅沢な一品ですが、船上干しといえばやっぱりスルメイカ。この時期にヤリイカ船で交じるスルメは大型ぞろいで立派な干物が作れます。

 作り方は簡単。イカをナイフで(キッチンバサミでもOK)開いて内臓と目を取り除き、ほとんどのイカ船に用意されている船上干し用のロープに掛けて、竹串でとめるだけです。

 ちなみキモは捨てずに、ジップ付きのビニール袋にたっぷりの塩と一緒に入れて持ち帰り、ヤリイカの身とスルメのキモで塩辛を作ります。これも釣り人ならではの贅沢です。

 

 

 

 

これは8月に作った船上干しのストックです。真空パックで冷凍すると、半年後でもおいしくいただけます。私は家庭用真空パック機「フードセーバー」を愛用、たくさん釣れたときに重宝してます。

 

 

長さ20センチのイカクリップです。これを付けると、焼いている途中でイカが反らない優れものです。

 

 

 

こんな感じにイカをクリップで挟みます。

 

 

 

魚グリルの弱火で10分ほど焼きます。

 

 

 

いい感じに焼けました。

 

 

 

クリップを外すとご覧の通り、イカがくるっと丸まります。グリルの中でこうなるのをクリップが防いでくれるわけです。

 

 

 

ゲソは胴よりも火のとおりが遅いので、プラス2分ほど加熱してカリッと焼き上げています。

 

 

 

焼き立て熱あつをしょう油マヨネーズ&七味に付けていただきます。ん〜、メチャうま! お酒がすすみますね!


外房勝浦方面では「釣丸」など、目下スルメ狙いで出船している船もあります。ヤリイカよりスルメという方はぜひ!