◎沖藤武彦
ども。ちまたで新型コロナワクチン接種が進む今日このごろ、こちらは動物病院を予約して、ようやく今年の愛猫のワクチン接種を済ませてきた沖藤です。いやはや。
人間の新型コロナワクチン接種は無料ですが、動物は結構なお値段。まあ、健康保険や社会保障外なのですから当然ですが、そう考えると、原材料や設備費および技術料ほか人件費モロモロふくめ、近所の動物病院は良心的な価格なのかもしれないなあ、なんて思ったりもします。
『にゃっぷる』をジャケ買いして人間だけテンション急上昇。と言いつつ、ロゴのサイズや写真の扱い方など、釣り入門やムック本の書籍の参考になることが山ほどあるんです。で、打ち合わせに、これら「衝動買い出版物」を使うわけですが、結局、猫談義で終わるんですわ、これが。
てなわけで、65歳以下のコロナワクチン接種も、どこで予約が取れる、とか、あそこで受けられるぞ、とか、うちの自治体は遅い、などザワついてますが(船橋市もドタバタしています)、ワクチン接種が進み、治療薬が行き渡るまでは、しばらくはマスク生活が続きます。
といはいえ、冬は暖かくてよかったものの、夏のマスクは暑くてときに不快。もちろん、猛暑日などはマスクよりも熱中症予防が優先になりますが、ぜひ、そうなる前に水分を十分にとって、休憩してくださいね。
で、どうせガマンしてマスクをするなら、夏は快適なほうがいいよねえ……と思っていたところ、先日、会社にこんな商品が届きました。
右「マスク用 スースースッ」&左「衣類用涼感スプレー スースースッ」
「涼感」や「冷感」は今や夏のトレンドワード。「霊感」もありますが、それは稲川淳二ってことで。で、買い物で出歩いていると、アパレルや薬品店で「接触冷感」や「涼感グッズ」を目にします。
梅雨の編集部にポツンと届いたこの小さなスプレーも、それら「涼感グッズ」のひとつってわけです。
説明書を読むと「衣類用涼感スプレー スースースッ」は、スプレーするだけで衣類の温度を3〜5度低下させ、ひんやりした感覚を与え、2時間ほど清涼感が持続、その効果は各種検査機関で試験済みとか。
約400回使えて保存期限は2年、お値段650円+税とお手ごろ。
で、「衣類用涼感スプレー スースースッ」の技術を元に、マスク用に開発したのが新商品
「マスク用 スースースッ」
お使いのマスクにシュッシュッと5回噴霧すると、表面温度が8度下がり、ミントの香りと除菌効果もプラス。ひんやり&除菌効果で、夏のマスクも快適に。
内容量50mlで、使用回数は約400回、保存期限2年でお値段650円+税。となっております。
なるほど……。
せっかく商品が届いていることですし「マスク用 スースースッ」を実験してみましたよ。
まず、「マスク用 スースースッ」を噴霧する前のマスクの温度を編集部の非接触体温計(昨年はこれが手に入らなくて皆んなで慌てたもんだねぇ)で計測すると25.9度。
次にシュッ、シュッ、シュッと噴霧。
で、温度を計測すると……
あれま、Lo(低すぎ)、次は表示されません。
体温計の故障かと思って腕を計ると、ピッ。
ちゃんと出ます。
へーなるほど。
ん? 噴霧直後なら温度を検出しない可能性も高いから、いい加減なことは言えないぞ。
と、思いつつ半信半疑でマスクを付けると……
シャキーン! 確かに涼しくて爽快です。
スマホで写真を撮ってくれるのはいいけどバーストで撮りまくる高橋おケイさんにも試してもらいましょう。
本当かねえ……ブツブツ
どれどれ
おおっ! モヒート飲んだみたいですよ!
てな感じで、インプレッションはGood
とはいえ、衣類は涼感が2時間続くそうですが、マスクの場合は自分の息で温まってしまうのか
気がつけば常温……。
というわけで、ひとときの気分転換におすすめです
船の上では水分補給とともにシュッと、つまり、熱中症予防をしつつ、気分転換してみてはいかがでしょうか。
とまあ、今日はマスク生活応援グッズの紹介をしたわけですが、ここでワタクシがあえて取り上げた理由は、商品サンプルに同封されていた手紙にあります。
手書きで丁寧に書かれた手紙という時点で、心動かされるものがあったのですが、そこに綴られていたのは……
製造・販売元の「株式会社ビッグバイオ」が熊本地震で被災、第二工場が全壊、第一工場も被害を受けた5年前、少しでも夏の避難所生活の役に立てればと「衣類用涼感スプレー スースースッ(前記の商品ですね)」を支援物資として提供、多くの人に喜んでもらえた経験から、今回のコロナ禍において、その技術をマスクに活用すべく「マスク用 スースースッ」を開発、夏の不快感を減らし、マスク着用率を下げない取り組みに利用できればと考え、紹介やプレゼントなどに活用していただけないか検討してみてほしい
……といった内容でした。
色んなマスク関連商品があって、ほとんどの場合、我われはパッケージや価格、または効果・検査などの情報で選びますが、商品のひとつひとつにはきっと、関わる人たちの、色んな物語や思いがあるのでしょう。
ひらたく言えば経済活動、あるいは利益追求であっても、そこに志や社会貢献への願いが少しでも感じられれば、共感するものです。
まあ、最近は志や哲学よりも、検索上位ワードばかり使うコピーや宣伝が氾濫していて、ワタクシも職業柄、翻弄されたりします。
誤解を恐れずにいえば、SDGsやサスティナビリティだって、検索ワードで注目されて、イメージがいいから絡めちゃいますハッシュタグ、みたいな軽薄な「ノリ」を感じることがあります。
テレビや動画のテロップタイトルを見ても、プロが教える、とか、超一流が選ぶ、とか、一番美味しい、とか、絶対買いたい、とか、
薄っぺらいったらありゃしません。
そんなときにいただいた手書きのメッセージが
「マスク着用率を下げない取り組み」
いいじゃないですか。骨太で。
ワタクシの編集日誌と、本誌の新製品紹介コーナーやプレゼントが少しでも役立つのであればと考え、紹介した次第です。
プレゼントは追って、本誌およびホームページ、SNSなどでお知らせします。
思えば熊本地震も、西日本豪雨も、この時期でした。
折しも台風が東日本に向けて北上するなか今日から九州ロケです。
今年の梅雨と夏が穏やかであることを願いつつ、また来週!