◎内山高典

 本日早朝、空は晴天だったが、アカムツ狙いで向かった犬吠埼沖は強風&ウネリで大シケ。何度も頭から波しぶきをかぶって全身潮まみれになり、レインウエアの重要性を改めて実感したのであった。次号の特集で、沖釣り対応レインウエアをクローズアップします。ぜひご覧ください(宣伝です)。

 さて、既報のとおり相模湾のルアー船でキハダが釣れ上がり、大物ハンターの魂に火が付いたファンは多いことだろう。

 そしてもう一つ、この時期限定の大物ターゲットがイシナギ。

イシナギは100キロ以上に成長する大型魚で、主に岩礁周りに生息する。掛けた魚が根に潜り込むと手におえないため、リールのドラグを10キロ以上ときつく締め、ヒット直後は一気に巻き上げて勝負するのだが、大型イシナギのトルクのある強烈な突っ込みと対峙すると、海に引きずり込まれかねない恐怖感すら覚える。

 イシナギは、根掛かりとは無縁の沖合で勝負するキハダとは一味違うスリリングなファイトが楽しめるターゲット。道具はキハダタックルが使えるので、ぜひ!

 本日現在、本誌船宿データベース調べでは、外房勝浦川津港の基吉丸が専門船で出船、御宿岩和田港の明広丸がリクエスト船で、三浦半島宮川港の二宮丸が仕立専門でイシナギを受け付けている。また、相模湾小坪港の洋征丸ではアジ&マダイ五目船のハモノでイシナギが上がっている。

 

相模湾小坪港洋征丸のHPより