◎尾川 泰将
Wednesday尾川です。梅雨の晴れ間に出た月を眺めつつ「1週間って早すぎるぜぃ」と痛感。また回ってきちゃったよ……。
さて、この季節は日の出が早い「夏時間」ということで伊豆、房総、茨城の釣り船は4時集合とか3時集合ってケースも増えます。ねぼすけはツライだろうけど、慣れてくると朝イチの勝負所が狙えるもんで往路の道中は非常にハイテンションになりますな!
その道中にほぼ満月の月が見えると
「大潮か。満潮は4時、干潮は11時ごろだな」と計算していわゆる時合(潮時)を、とらタヌの皮算用してしまうんですよ。
月の満ち欠けは新月→上弦の半月→満月→下弦の半月、そしてまた新月に戻るという具合に、約30日で規則正しく繰り返されます。ご承知のとおり潮の干満は月の引力等で起きるので、干潮・満潮の時刻も規則正しく繰り返されるんです。
そんなわけで満月であれば、おおむね4時が満潮、11時が干潮というわけ(関東・東海は地域により1時間前後のタイムラグあり)です。で、
「出船してすぐの下げ始めと、潮止まり手前の10時ごろが勝負じゃい!」と私のようなアホは暴走しアクセルを踏み込むわけですな、心の。
個人的に爆釣間違いなし!? の月の型(月齢といいます)は……いつかのネタに取っておくとして、往路の道中で「優しいあの子(byスピッツ)」にも見せたくなる、たまらなく大好きな夏の風景があります。
夜明け前の、深く透きとおる瑠璃色の空。この世のものとは思えない美しさです。
そして、ピンクがかった日の出の海もいい。朝日に映える釣り船のシルエットは絵画的、そのころ船上には私やあなたがいる。現実は欲望まみれで釣り糸を垂らしているんですが、客観的に眺めるとカッコいいもんです。
ようやくおとずれた梅雨ナギ・シーズン。思いっきり海を感じてどうぞ素敵な釣りを。