◎加藤 智晴

 こんにちは、エディターKです。アナゴ釣りが終わって意気消沈、ってわけではないですが、そろそろ違う釣り物を……と物色していると、そういえば毎年、いや2~3年に一回くらい? この時期に楽しみに釣行している釣り物があったんですよ。それがマルイカ。シーズン終盤のマルイカは何が楽しいって、水深10メートル前後の浅場で釣れることですね。

 で、なんでそんなこと言ってるのかというと、過去にイイ思いをしたことがあるからなんですね。例えば今から13年前、内房金谷の港前でよく釣れたんですよ。そのときには自分も束釣りしたことがありましてね。ま、当時は100杯釣ること自体はそんなに珍しくもなかったんですが、あのときは半分の50杯を船上干しにしながらの束超えだったもので、ある意味快挙だったんですね。ここ何年も金谷沖にマルイカが回ってこなくなったのは残念で仕方ありません。

若気の至りで50杯の沖干しとともにガッツポーズ
ちなみにこれがそのときのスッテ。仕掛けは直ブラでした

 そんなこともあってか、最近は浅場のマルイカというと、いわゆるマイクロサイズをテクニカルに釣っていく葉山沖が注目されています。

 この葉山沖のマルイカでも、過去にイイ思いをしたことがあります。こちらはさかのぼること17年前の話です。現在のように直結仕掛けのゼロテンで微妙なアタリを取らないと掛けられないような繊細な釣りとは真逆の、まさに豪快な釣りでした。6本ヅノのブランコ仕掛けをブッ込むと、着底と同時にド~ンと衝撃。で、上げてみると胴長18センチ前後の良型が5杯も付いてきたもんだから、そりゃもう夢中になって釣りまくりましたよ。

平成13年8月1日号より。若っ

 そんな経験があるもんだから、この時期のマルイカ釣りについ夢を追ってしまうんですね。「浅場で乗り始めた」なんて聞くと、自然とソワソワしてしまいます。よし今週末、久しぶりに行ってみようかな……と思ったら、あら残念、関西出張が入ってました。

 ではまた来週、バイナラ~。