◎内山高典

 予報は向こう1週間晴れ。8月1日、相模湾コマセ釣り解禁は快晴ナギに恵まれそうです!
 現況はキハダやカツオの群れが湾内を出たり入ったりしていますが、もしかすると、台風6号がもたらした南風の影響で澄んだ潮が湾内に差し込んでいて、解禁日は新たな展開が待っているかもしれません。
 決して多くはないヒットチャンスをつかむために、準備だけはしっかりしておきたいですよね。

 

 今年からコマセ釣りのキハダにチャレンジする皆さん、仕掛けの準備はお済みですか? キハダ仕掛けで用いられるハリは色いろありますが、太いハリスを結ぶのが苦手な人は、環付きバリがおすすめです。そしてハリの結びは「環付きバリの深海結び」が簡単で強力です。
『隔週刊つり情報』8月15日号で、環付きバリの深海結びを図解入りで紹介しています。ぜひチェックしてください!


 上の写真は、大物釣り師の金本俊哉さんから環付きバリの深海結びを教わり、5年前に36キロのキハダを釣り上げたときのハリです。ハリス20号、ハリはジャイアンとキハダマグロ16号。結び方は簡単ですが強度はバッチリです!


 

 そしてもう一つ、タタキバリを使いたい人におすすめの結びが「熱収縮パイプを使ったタタキバリの外掛け結び」です。
 これも結び方は簡単です。まず、1センチほどに切った熱収縮パイプをハリ軸にかぶせて、熱を加えて収縮させます。後はパイプをかぶせたハリの軸に外掛け結びでハリスを結ぶだけです。
 この方法は、キハダハンターの戸野塚聡さんに教わりました。上の写真は、いずれも熱収縮パイプを使った外掛け結びで、2年前に25〜32キロのキハダを上げたときのハリです。ハリス20号、ハリは閂キハダX15〜16号です。
 勝負所で大型電動リールのドラグをきつく締め、フルパワーで巻き上げたときもありましたが、無事上がってきました。
 今年からキハダにチャレンジする人はぜひ、この2つのハリの結びを試してください。そしてキハダが釣れたら編集部にご一報ください!
 船上でお会いしたときは、よろしくお願いします。