◎沖藤武彦

  台風15号により被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

   9月9日未明から昼にかけて、三浦半島、南房、内房、東京湾奥、茨城へ、関東地方を通過した台風15号は、各地に大きな被害をもたらしました。

   つり情報編集部の調べでは遊漁船の転覆は確認できていませんが、大小の破損、陸揚げしていた船が倒れるなどの被害は各地から数多く聞かれています。

    それ以上に今回の台風では、広範囲で家屋や、港の施設が被害を受けており、その数はここ20年で最多ではないかと思われます。

    被害は茨城県南部、銚子から九十九里、外房、南房、内房、東京湾奥、三浦半島東部、南部、相模湾、東伊豆の広範囲におよび、停電や断水などが追い打ちをかけています。

   9日夕方の時点で停電が復旧していないのが、茨城南部の一部、南房、内房、三浦半島南部、東伊豆となっております。

   中でも被害が甚大だったのが、内房〜南房で、ほとんどの港で家屋、港の施設が被害を受けており、電話が通じないため状況を確認できない地区もあります。

   10日より出船を再開する地域、船宿もありますが、数日間は片付け、復旧作業に追われる船宿、港が多くあります。

   釣行の際はぜひ、事前に船宿へご確認ください。

   重ねて、このたびの台風により被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。