2019年９月30日月曜日。〜どうなる？　相模湾のキハダ、南房〜内房エリアは好調〜10月１週の狙い目〜

◎近田憲男

　今週も月曜日がやってまいりました。今日で９月も終わり明日からは10月に突入します。10月といえば解禁・開幕、そして釣り物が変わる時期です。
　というわけで、解禁・開幕の情報と週末の模様から10月１週の狙い目をピックアップします。トップバッターは最注目の相模湾のキハダ・カツオ船からです。

◎相模湾のキハダ・カツオ船で
50キロのキハダをキャッチ！

　先週は50キロ、60キロ級のキハダが釣れ上がり、相模湾のキハダ・カツオ船はこれまでにない盛り上がりを見せました。そして迎えた週末はさらなる大物が出るのかどうかに注目が集まりました。

　釣れ上がったキハダは30キロ級主体でしたが、小田原早川港の坂口丸では28日、小田原沖で50キロがキャッチされています。まだまだキハダは釣れていますのでもうしばらくの間、チャンスは続きそうです。

参照：相模湾小田原早川港坂口丸

◎相模湾全域でイナダが好調
小田原南沖ヤリイカに注目

　相模湾でキハダ・カツオ船の次に注目しているのが広範囲で釣れているイナダ船です。船宿よっては青物五目、イナダ五目、LT五目、ライトイナダ船などで看板を掲げていますが、いずれもカンパチ、アジ、ソウダガツオなどが交じり好調です。船宿によってはルアーも同乗できのでジギングでも楽しめます。
　ほかに相模湾ではヤリイカの模様が持ち上がってきましたが、10月１日、小田原南沖が解禁ですので、こちらも注目しましょう。

◎南房〜内房ではマダイが好調。
カワハギやアジ五目も狙い目

　南房〜内房ではマダイが好調です。まずは南房から。布良の良和丸では29日、１キロ前後を頭４枚、相浜の松丸では同日、2.7キロをキャッチ。続いて内房エリア、勝山港の利八丸では28日、3.8キロを頭にトップ６枚、保田港の東丸では29日、3.1キロをゲットしています。秋は数釣りのシーズンだけに今後も見逃せません。
　ほかにはカワハギが上昇気配です。洲ノ崎栄ノ浦の早川丸ではトップ20枚前後、那古船形のくろしお丸ではトップ15枚前後、そして、金谷港の光進丸ではトップ10枚前後で順調です。
　ほかには保田港の村井丸ではアジ五目船でアジのほかマダイ、ハナダイ、イナダなど盛りだくさんで楽しめます。

◎鹿島沖のカンネコで
アカムツが食い活発！

　鹿島沖のカンネコではアカムツが好調。水深120〜140メートルでアタリも多く10尾の規定数に達した方もいたそうです。中には40センチ級を釣り上げた方もいるとのこと。アラ、ムシガレイ、アジ、メバルなどゲストも多彩でクーラーが賑やかになります。

◎銚子、飯岡、片貝はヒラメ好調。
飯岡の生きエビの一つテンヤが堅調

　銚子〜片貝のヒラメは連日トップ２ケタで数釣りのチャンスです。数だけでなく時には大・中型も交じります。
　飯岡沖では生きエビを使った一つテンヤマダイが順調です。優光丸では29日、0.5〜6.1キロを頭９枚。今後も期待しましょう。

◎片貝〜外房のヒラメ全面解禁。
大原のフグは連日規定数達成も！

　10月１日、九十九里片貝〜外房エリアのヒラメが全面解禁となり、銚子〜外房と広域で楽しめるようになります。
　外房大原のショウサイフグは太東沖の20メートル前後で80尾の規定数に到達している船宿もあるほど好調な釣れっぷりです。

参照：外房大原港長福丸

◎東京湾でルアー青物が順調。
スミイカ、アオリイカに期待

　東京湾ではルアー五目が順調です。千葉寒川の守山丸や深川のさわ浦丸ではキャスティングでサワラ、イナダなどを狙って出船中です。同じく深川の吉野屋でも３日からサワラ船が出船します。
　木更津の宮川丸、横浜の渡辺釣船店、八幡橋の鴨下丸では、ジギングでイナダ、ワラサを狙います。
　それからスミイカが開幕しました。金沢八景の弁天屋では29日、120〜250グラムを頭４杯。10月２日から船橋の内木、浦安の吉久でも餌木スミイカ船がスタートします。それから金沢八景の野毛屋では４日からアオリイカが始まりますので、こちらも見逃せません。