◎加藤 智晴

 こんにちは、エディターKです。

このところ秋めいた沖釣りが多くなってきました。そりゃそうですよね、もう10月ですから。で、次号10月15日発売の隔週刊つり情報11月1日号では秋っぽい沖釣りを紹介しようと相模湾のイナダ釣りを取材してきました。

 詳細は本誌をご覧いただくとして、このイナダ、相模湾では毎年8月から解禁(8月中は小さいのでワカシ)となり、その昔は毎年の恒例行事として開幕取材を行っていたものです。今ではすっかりニュース性がなくなり8月の解禁取材はコマセキハダに取って代わられていますが、イナダ釣りだってなかなかバカにできない面白さがあるものです。

 それはさておき、以前はイナダといえばカッタクリ、カッタクリといえば魚皮バケ……というのが当たり前でしたが、今では釣具店に行ってもイナダ用の魚皮バケなんてほとんど置いてありません。あっても大量生産の既製品で、魚皮の魅力に今一つ欠けます。

二枚重ねの羽根がサンスイの魚皮バケの特徴。右からボラ、ナマズ、バラフグ、白バラフグ、グリーンハゲ、ハゲ、ハモ、オーロラハゲ。入手経路や実際なんの皮だったのかは企業秘密だった

 以前はオリジナルの魚皮バケを置いている釣具店がたくさんあって、渋谷のサンスイはその代表でした。とくに当時店長だった伊良原さんが手作りしていたバケは芸術品の域に達しており、その昔に伊良さんに教わったバケの作り方を誌面で紹介したこともありました。ほかにもお店に行くたび、この皮はどうだ、あの色がどうだとバケについてのあれこれをよく教えてもらったものです。

 そろそろ手持ちのバケも底を尽きそうなので、また補充しに行かなきゃ。グリーンハゲとかまだあるのかなぁ……。

 さて、最後に先週のドラゴンクイズの正解発表です。

 

 これじゃあ確かにいくら合わせても引っ掛かりませんわな。

 ではまた来週、バイナラ~