◎内山高典
10月も後半になり、ワラサやアマダイ、ヤリイカ、スミイカなど秋を感じさせる釣り物の模様が上昇しています。
しかし、個人的には相模湾のキハダ・カツオの動向から目が離せません。
目下の海水温は24度ほど。キハダ・カツオの釣り場は城ケ島沖を中心にやや南寄りに移りつつありますが、まだまだ群れは多く、10月21日、茅ケ崎港の沖右衛門丸では2隻でキハダのヒット17、35.8キロを筆頭に6本ゲット。カツオも2〜6キロ級の大小交じりでバリバリ釣れています。
また、例年10月後半はサメが増えてキハダが食っても取り込むのが難しい時期ですが、今年はサメの襲撃が少なくキャッチ率が高いのが特徴です。
キハダに的を絞って大型を狙うもよし、カツオでお土産を確保してからキハダ狙いに転じるもよし。今年は11月上旬まで楽しめそうです。
さて、釣れた魚をおいしくいただくには、切れ味のいい包丁が欠かせません。私は大きめの出刃包丁と小出刃、刺身包丁を使っています。
包丁の切れ味を保つには砥石も必要です。写真左から荒砥、中砥、仕上げ砥、そして面直し用の砥石です。
一般家庭では中砥が1本あれば十分ですが、頻繁に魚をさばく釣り人は刃こぼれもしやすいので、そんなときは荒砥でザッと研いでから中砥を使えば研ぎ時間を短縮できます。
そして時間に余裕があるときは、仕上げ砥でピカピカに研ぐようにしています。刃の表面が滑らかになり、切れ味もよくなります。
まずは荒砥でザッと研ぐ
続いて中砥でサッと研げば切れ味復活!
しっかり手入れをした包丁で切った刺身はひと味違いますよ!