◎沖藤武彦

   東京湾の上にて……。

「お〜年末って言やあ22日は有馬記念だよなあ〜中山、盛り上がんぞ〜」
「いやいや恵木さん、ちょっとコレ見てよ」
「あん? ボートレース?」
「そうそう、ボートレースの一年の総決算、グランプリの優勝候補が、釣り仲間のぶすちゃん、毒島誠(ぶすじままこと)選手なんすよ」
「へーそうなんだ(棒読み)」
「でね、22日のグランプリの優勝賞金が1億円なの」
「げげっ! まじかよ! この船、買えるじゃん」

 東京湾奥船橋・内木丸の船上にて、スタッフ恵木さんとこんなハナシをしたとかしないとか。ともあれ釣りが楽しみ過ぎて釣行前日に熱を出してしまうほどの釣り好き・毒島誠選手の優勝を願ってやまない沖藤です。

 いやね、ぶすちゃんと同じく、今年もグランプリに出ている吉川元浩選手も大の釣り好きでタチウオキングバトルのファイナリスト。モータースポーツって、本当に沖釣り好きな人が多いんです。

 てなわけで、タチウオ続きの話題として、昨日は船橋からタチウオメインで出船したわけですが、驚いたのは釣り場の近さ。

 ▲ヨッシーの背後は千葉マリンスタジアム。マコガレイ釣り場っすよ、例年なら

 

 千葉航路の20メートル付近が中心で、幕張〜船橋にかけての浅場でもタチウオがいるってんだから驚きです。

 本牧までは過去に何回もあるし現在も釣れているけれど、東京湾のどん詰まりにこれだけのタチウオが、冬になっても居座っているのは初めてのこと。

▲昨日の氷雨は沖縄からやってきた釣友にとって人生で5本の指に入る寒さだったとか。どんだけ暖かいんだよ、沖縄!それはさておき、沖縄でタチウオといえばオキナワオオタチ。水深300メートル、メタルジグ300グラムでの釣りが当たり前だそうで、真冬の真っ昼間に水深20メートルでタチウオがバンバン釣れる東京湾に驚いていました。いや、オレもスッゲー驚いたから

 ベイトが抜けたら一緒に去るだろうと言われてますが、今なお、船橋はじめ周辺の浅場には小さなカタクチイワシがわんさかいますから、しばらく、もしかしたら年明け、1月も浅場で続きますよ、コレ。

 

2019年の沖釣りを振り返ると2020年が見えてくる?

 それにしても、今年を振り返るとタチウオ、マダコ、キハダが好調な一年でした。

 え? アジを忘れるなって? そうでした。湾奥のアジもずーっと釣れています。ベイブリアジ、なんて言葉もできたほどでした。

 なになに? 1月から6月まで犬吠埼沖のアカムツもすごかったって? はいはい、たしかにそうでした。気がつけばもうすぐですよ。

 ん? トラフグ忘れてないかって? そうでしたそうでした。今年は3、4、5月と、段階を追って東京湾内で大型が釣れて、内房や相模湾でも増えていました。


 最近も湘南や外房でトラフグがちょくちょく顔を出しているから、気になりますよね。それにしても、東京湾でトラフグ乗合が計算できる時代になるとは、思わなかったなあ。

 

 

で、来週28日には新年特別号発売です

 それにしても1年は早いもので、12月28日には「新年特別号」である1月15日号が発売になります。

 写真は表紙の校正刷り。めでたいメインカットは「ドラゴンハンター王座決定戦」に参加してくださった皆さま。これがほぼ最終版なので、マボロシの表紙にはなりません……たぶん。

 恒例の「新春BIGプレゼント」は今年も関係各社の皆様のご協力で63アイテム150名様の大盤振る舞い。

 加えて今年から応募方法をシンプルにして、電子版や読み放題ユーザーの方もプレゼントに応募できるようにしました。ぜひ、チェックしてみてくださいね!

 と、ここでさりげなく見えるマークがこれ。

 そうなんです。『隔週刊つり情報』が、来年4月15日発売の5月1日号で、創刊1000号を迎えるんですよ。

 近年は紙のほか電子版や読み放題サイトなどプラットフォームも多岐にわたっていて、この日誌もはじめWebや動画もやっていますが、創刊から数えて1000号作り続けているとは、われながら驚きますわ。

 

  まあ、おれはその半分ほどに携わっているぐらいなんですけどね。それでも500号以上だもんなあ〜。

 というわけで、来年は1000号に向けてのカウントダウン。特別企画を続ぞくと打ち出していきます。

 993号が出ると、あと「7」冊で1000号です。

 それではみなさん、飲み過ぎ食べ過ぎに気を付けて、よい週末を過ごしてくださいね!(製薬会社かよっ)