◎内山高典

 冬はマダイ、アマダイ、アカムツ、タチウオ、寒サバ、ヤリイカなど、食いしん坊釣り師にはたまらない美味なターゲットがめじろ押しです。

 中でも絶好調なのがタチウオです。ここ数年、ほぼ一年中釣れている東京湾では湾奥の川崎〜横浜沖を中心に、80〜120センチ級がいい日はトップで40本以上釣れています。エサ釣り、ルアーともに狙い目です。


参照:東京湾奥川崎・中山丸

 

 年明けから爆釣モードを継続している常磐エリアも見逃せません。目下のポイントは大洗沖の水深20〜30メートル前後。指幅4〜5本の120〜130センチ級の大型を交えつつ平均20〜30本、いい日は70本以上の釣果も見られます。

 鹿島〜日立の各港から乗合船が出船。エサ釣りが中心ですが、ほとんどの船がルアーも同船可能で、ルアー専門船を出す船宿もあります。

参照:茨城県鹿島港・長岡丸


 

 駿河湾沼津エリアの夜タチウオは、80〜120センチ級がトップで30本前後釣れています。当地はノーマル&ライトのテンビン式、各種テンヤ、ルアーもOK。同船で多彩な釣法を楽しめるのも魅力です。

参照:駿河湾沼津江浦港・伊勝丸


 

 冬のタチウオは脂乗り乗り。刺身は、皮と身の間のうま味が際立つ炙り刺しがイチ推しです!




 塩焼きも絶品。弱火でじっくり焼き上げたホクホクの身は、酒の肴はもちろん、ご飯のおかずにも最高です。

 すぐに食べきれない分は、干物や味噌漬けにして冷凍保存すれば1カ月ほどおいしくいただけます。