◎近田憲男

 

 

 今週も月曜日がやってまいりました。このところ寒暖の変化がはっきり現れるようになり、春はもうすぐそこといった感じです。そんな春の釣り物に注目しつつ、週末の模様から3月2週の狙い目をピックアップします。

 

◎南房では開幕からイサキが好調
南房〜内房ではヤリイカ乗り活発

 

 南房では3月に開幕したイサキが好調です。釣り場は布良沖や洲ノ崎沖で22〜36センチをトップは規定数の50尾、平均30尾前後と安定して釣れています。
 南房~内房ではヤリイカが好調です。白浜沖の水深200メートル前後で25〜50センチをトップ25杯前後、先週ほどの爆発力はありませんでしたが海況が悪かったのが影響したのでしょう。今後も目が離せません。それからサバに備えて直結仕掛けを用意しておきましょう。

参照:南房洲ノ崎港佐衛美丸

 

 

◎鹿島のヤリイカ順調
日立のオキメバルも狙い目

 

 鹿島のヤリイカは浮き沈みはあるものの順調に釣れています。目下の釣り場は鹿島沖の水深80メートル前後、40〜60センチのパラソル級主体でトップ30杯前後、今後も注目していきましょう。
 日立〜鹿島ではオキメバルがで活発な食いでした。25〜35センチ前後をトップ45尾前後、平均30尾。これから春に向けてますます盛り上がっていきそうですね。

 

 

◎三浦半島〜相模湾のヤリイカは順調
三浦半島〜相模湾のアマダイは好調キープ

 

 三浦半島出船のヤリイカ船は洲ノ崎沖の水深150〜200メートルで25〜55センチを頭20杯前後、相模湾では小田原南沖の水深130〜180メートルで27〜48センチをトップ15杯前後。どちらも海況次第で今後も活発な乗りが期待できそうです。
 アマダイも引き続き好調です。三浦半島葉山芝崎港の五エム丸では7日、水深80〜100メートルを狙い25〜53センチを頭5尾、相模湾では江ノ島〜腰越沖の水深85〜110メートルで23〜45センチ前後を頭5尾前後、さらに小田原沖では水深60メートルを狙い、頭7尾前後と安定して釣れています。

 

参照:三浦半島長井港はら丸

 

 

 

 

◎犬吠埼沖のアカムツ良型主体で順調
飯岡出船のハナダイが狙い目

 

 

 犬吠埼沖のアカムツが順調です。銚子犬若の孝進丸では7日、25〜43センチを頭9尾。良型主体で今後も要注目です。
 飯岡出船のハナダイが順調に釣れています。隆正丸では8日、飯岡沖の水深35メートル前後で20〜38センチを頭31杯。今後も期待十分です。

 

 参照:銚子犬若港孝進丸

 

 

 

 

◎東京湾ではマゴチが上向き調子
アジ、シロギス、イシモチは絶好調

 

 マゴチが盛り上がってきました。釣り場は第一海堡周りで35~50センチ前後をトップ5尾前後。ルアーで狙う方はルアー船やエサ釣り同乗できる宿もありますのでご利用ください。
 東京湾ではタチウオが順調。目下は走水沖の水深55〜70メートルを狙い、75~105センチを20本前後。反応はバッチリあるので今後も有望です。
 ほかにライトアジ、シロギス、イシモチは引き続き絶好調ですので、ファミリーやカップル、ビギナー連れで楽しめますよ。

 

 

◎南伊豆はマダイが上昇気配
沼津ではそろそろ乗っ込みか!?

 

 南伊豆ではマダイが持ち上がってきました。下田須崎港爪木丸では6日、神子元島周りの水深50〜60メートルで0.8〜2.9キロのマダイを頭3枚、今後も期待十分です。
 沼津沖では乗っ込みの気配。沼津久科港の魚磯丸では6日、0.7〜3.64キロを頭2枚。船長のコメントには「乗っ込み気配の黒ずんだマダイ」とありましたのでいよいよか!? 今後も目が離せません。

参照:南伊豆下田須崎港爪木丸