◎近田憲男

 今週も月曜日がやってまいりました。東京で桜が開花してから1週間、見頃になってきました。いよいよ春本番です。春といえば桜色のマダイに注目しつつ、週末の模様から3月4週の狙い目をピックアップします。

◎犬吠埼沖ではアカムツが好調
外房大原では大ビラメが乱舞!

 

 犬吠埼沖のアカムツが好調です。銚子犬若港の孝進丸では22日水深150メートル前後で22〜40センチを頭10尾、翌23日もトップは10尾をマーク。
 外房大原ではイワシの回遊でヒラメが好調です。つる丸では21日は6.32キロ、長福丸では6.5キロと連日ビッグサイズが上がっています。
 注目したいの復調したフグ。敷嶋丸では22日、太東沖の水深15メートル前後で16〜32センチを頭31日、利永丸では17〜34センチを頭25尾、鈴栄丸では23日、トップ26尾。今度も期待十分です。

 

参照:外房大原港長福丸

 

参照:外房大原鈴栄丸

 

 

 

 

◎南房〜内房ではヤリイカ好況
南房のイサキは高位安定

 

 南房~内房ではヤリイカが依然として好況をキープ。相浜港の松丸では21日、白浜沖で23〜55センチを頭36杯、乙浜港のしまや丸では23日25〜53センチをトップ40杯。手返しがよく釣れば釣果がのばせそうです。プラヅノ11と14センチ、サバに備えて直結仕掛けも用意しておきましょう。
 南房ではイサキが好調です。釣り場は布良沖や洲ノ崎沖で22〜35センチをトップは規定数の50尾、平均30尾前後と安定して釣れています。

参照:南房相浜港松丸

 

 

 

 

◎大洗〜鹿島のヤリイカは乗り順調
日立のオキメバルは多彩なゲストで賑やかに

 

 

 大洗〜鹿島のヤリイカは浅場へ移行し、海況で浮き沈みはあるもののおおむね順調に釣れています。目下の釣り場は鹿島沖の水深70メートル前後、45〜55センチをトップ30杯前後。多点掛けもあり今後も期待しましょう。
 日立ではオキメバルが引き続き活発な食いを見せています。日立会瀬港のことぶき丸では22日、20〜33センチを頭25尾、マゾイ、ホウボウ、アジ、サバ、ムシガレイ、ショウサイフグ交じりでクーラーが賑やかに

 

 

 

 

◎東京湾ではアジ、シロギス、イシモチが狙い目
タチウオやマゴチも好模様

 東京湾ではライトアジ、シロギス、イシモチは引き続き絶好調でファミリーやカップル、ビギナー連れで数釣りが楽しめます。
 タチウオが順調です。目下は走水沖の水深60〜70メートルを狙い、75~105センチを20本前後。これからも期待十分です。
 マゴチは海堡周りで35~60センチ前後をトップ5尾前後。60センチ前後の大型が交じりでアタリから合わせるまでの駆け引きを楽しんでみてはいかでしょう。

 

 

 

 

◎三浦半島剣崎沖のマダイが上昇気配
相模湾のアマダイは大型交じりで堅調

 

 三浦半島剣崎出船のコマセダイが絶好調。剣崎松輪港の一義丸では22日、3.6キロを頭にトップ10枚。成銀丸では0.8〜2.5キロを頭6枚、大松丸では0.8〜2キロを頭9枚。これから数型ともに楽しめるでしょう。
 相模湾ではアマダイも引き続き好調です。平塚港の庄治郎丸では23日、20〜56センチを頭8尾。当日は56センチ・1.7キロ、52センチ・1.5キロの大型が出ました。さらに小田原早川港の坂口丸では23日、小田原沖の水深60〜120メートルで頭12尾。もうしばらく楽しめそうです。

 

参照:三浦半島剣崎松輪港一義丸

参照:相模湾平塚港庄治郎丸

 

 

 

 

◎南伊豆は8.5キロのマダイ、イサキが上昇気配
駿河湾は夜釣りのタチウオがおすすめ

 

 南伊豆ではマダイ、イサキが持ち上がってきました。下田須崎港若宮丸では23日コマセダイで出船、須崎沖の水深45〜60メートルで2.7〜8.5キロのマダイを頭3枚。大黒屋では22日、24〜33センチのイサキを頭57尾。今後乗っ込みに期待です。
  最後は夜釣りです。沼津では夜釣りのタチウオが絶好調。指幅2.5〜5本級を頭40本前後。エサ釣りのほか、サーベルテンヤ、ジギングなどでも狙うことができ、そのジギングでは100尾以上の爆釣もありました。

参照:南伊豆下田須崎港若宮丸