◎沖藤武彦
改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言をうけて、隔週刊つり情報編集部では感染拡大防止を最優先し、原則として期間中の一般客を対象とした遊漁船での取材活動をひかえます。
それにともない、4月15日発売の『隔週刊つり情報5月1日号』および『隔週刊つり情報5月15日号』に掲載される乗合船の写真は、緊急事態宣言が発令される前に撮影されたものとなります。
今後の政府、各自治体の対応によっては変更もありますが、その次の号も同様になることが予想されます。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
とはいえ、取材活動や業務自体を自粛するわけではありません。
私たちつり情報編集部は、緊急事態宣言をうけて「自宅勤務(すでに2月下旬より進めていますが)」、「非接触取材」を中心に、取材活動を続けます。
漢字にするとモノモノしいですけど、簡単にいえば電話インタビュー、単独、あるいは事業者の調査などにて取材を続けます。
その際、やむを得ず人と接近する場合は、事前の検温、体調管理、マスク着用など、できる限りの防疫手段を講じます。
こんなんで雑誌が作れるの? と思うかもしれませんが、作ります。
むしろ、これまで忙しく現場を飛び回っていたため、見直したり、作り込むことができなかった企画を実現させるチャンスだと思っています。
5月1日発売号と、5月15日発売号は、ムック(または別冊)レベルの、保存版・大特集を企画、すでに打ち合わせを終え、昨日から製作が始まりました。
幸い、わが編集部員たちは「2週間でムックを1冊作ってくれ」と言えば、各自が的確に材料をそろえ、編集する力があります。
また、各編集部員が持つ釣りのプロやメーカー、水産、環境など研究者とのネットワークを生かして記事を作成、連載を始めることもできます。
もちろん、そのためにはライター、デザイナー、イラストレーター、釣り人など、フリーランススタッフの能力と連携が欠かせません。
いつもワガママを聞いていただいているフリーランスの皆さんに、ここに及んで、やれ大特集だ、ここは新連載だと、無茶ぶりを連発するのですから、なんともブラックな編集部です。
というわけで関係者の皆さん、しばらくは今以上に苦労をおかけしますが、何卒、お付き合いください。
なお、本誌提携船宿の中で、緊急事態宣言発令期間中の休業について連絡があれば、私と根岸発行人、または編集部員が対応いたしますので、お知らせください。
それでは皆さん、どんな状況であれ、楽しむことを忘れずに、上を向いていきましょう。
と、我が家で今、上を向いたら、窓から入ってきた羽虫が天井にいて、愛猫・茶子(メス・もうすぐ3歳)がジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと睨んでいます。
季節は確実に変わっていきます。
ではでは。
昨日、記念すべき創刊1000号、5月1日号が印刷に入りました。
明日あたりから、宣伝させていただきます。