◎内山高典

 カツオの刺身が大好物の内山です。なんといっても自分で釣ったカツオの〝たたき〟が最高ですが、遊漁船のカツオシーズンが始まる前は買って食べることもあります。

 なじみの鮮魚店をのぞくと勝浦産がひと節1500円ほどで並んでいました。この時期のカツオは脂はそれほど乗っていませんが、鮮度がいい極上品はモッチリした歯ごたえで、口の中にジワーッとうま味が広がります。やっぱりカツオはメチャウマです!

 ちなみに昨年は、5月18日ごろ、相模湾に時ならぬカツオが襲来。ルアーシイラ船で2〜3キロ級が20本前後釣れました。しかし、数日でカツオの群れが湾内から抜けて沈静化しました。

 しばらく湾内はカツオやキハダの気配がなかったのですが、6月14日にルアー船が20キロ級のキハダをキャッチしたのを皮切りに、相模湾〜三浦半島の各港からルアーキハダ船がスタートし、20〜35キロ級が上がり始めました。

 そして6月後半にはイワシエサのカツオ・キハダ船が開幕し、一日で2〜3本釣り上げる猛者が続出。もちろんカツオも多数上がりました。

 

 さて、今年はいつ釣れ始めるのか!? 気になるのは海水温です。近年の傾向としては、伊豆大島が温かい潮に包まれるころから相模湾でキハダ・カツオが釣れ始めています。

 昨年湾内でキハダ・カツオが本格化した6月14日の関東・東海一都五県海況速報を見ると、大島周辺はオレンジ色で示された23℃前後の潮に包まれていました。

 

 

 そして最新版(2020年6月8日)を見ると、大島周辺は22℃前後ですが、すぐそばまで23℃以上の潮が迫っています。
 すでに伊豆諸島ではカツオやキハダが釣れているので、相模湾に群れがやってくるのは時間の問題と期待しています。


 関東・東海一都五県海況速報は土日祝日を除く毎日更新されているので、ぜひご覧ください。