◎近田憲男

 

 

 今週も月曜日がやってまいりました。日中の最高気温は30度を超え、毎日うだるような厳しい暑さが続いています。水分をしっかり摂取して熱中症に注意して釣りを楽しんでください。
 さて、週末の模様からお盆休みの狙い目をピックアップします。まずは涼しい時間帯に楽しめる夜イカから。

 

 

◎茨城県鹿島沖の夜イカ順調

新潟県はジャンボケンサキが有望

 

 茨城県鹿島沖では夜イカが狙い目です。目下は15〜30センチのスルメイカを頭150杯尾前後、スジイカ、ムラサキイカ交じり。仕掛けはブランコ、直結の両方で数を狙うなら電動直結。1杯ずつヤリトリを楽しむのであればイカメタルがおすすめです。
 新潟県は間瀬港の光海丸、上越市直江津港の謙信丸や名立漁港の海遊丸では広範囲でアカイカ(ケンサキイカ)が釣れています。
隔週刊つり情報9月1日号(8月12日発売号)では新潟のイカメタルを紹介しているのでぜひ参考にしてください。

 

参照:茨城県鹿島港不動丸

 

 

 

 

◎茨城県鹿島沖のフグ爆釣

ルアーマゴチも好調

 

 本日、急上昇したのが鹿島沖のフグ。釣り場は港前の水深10メートル前後、80尾の規定数に達した船宿もありました。日によりムラがあるようですが、これからも注目していきましょう。
 同じく浅場で好調なのがマゴチ。鹿島沖の水深7〜9メートルで、60センチオーバー交じりでトップ10本。今後も期待しましょう。

 

 

◎飯岡のルアーホウボウが上向き調子

シロギスが好況キープ

 

 飯岡沖ではルアー船のホウボウに注目です。飯岡港の幸丸では10日、25〜45センチをトップ20尾。スロージギングで底付近を狙うとバリバリ食ってきたそうです。今後も要チェックです!
 まだまだ釣れているのが飯岡沖のシロギスです。お子さんやビギナーでも文句なしの釣れっぷりで、今がチャンスです。

 

 

 

◎内房のスルメイカ上昇気配

金谷〜勝山のアジは高位安定

 

 内房では江見沖の130〜200メートルでスルメイカが好調に釣れています。金谷〜勝山ではアジの食いが活発です。金谷の夏の風物詩、カマスはそろそろでしょうか。

 

 

◎東京湾はタチウオが好調

お盆を迎えてもマダコは有望

 

 東京湾のタチウオはエサ釣り、テンヤ、ルアーともに好調。エサやルアーでは指幅3〜4本級が中心で数が釣れています。テンヤは数よりも型で最大120〜130センチ級が上がっています。
 好調が持続しているのがマダコ。いったいいつまで釣れ続くのか今後も注目していきましょう。
 お盆休みにファミリーやビギナー連れで楽しむなら川崎〜横浜沖のライトアジや中ノ瀬、盤洲のシロギス、そして江戸川放水路のボートハゼがおすすめです。

 

 

◎相模湾はシイラが絶好調

イナダ五目も狙い目

 

 まずは気になるキハダの模様です。葉山あぶずり・秀吉丸では10日、生きイワシ船でキハダ13〜21キロを0〜2本。船中11ヒット、6本キャッチ。
 好調なのがルアーシイラ。トップウォータープラグにチェイスして食いつく様子や、ヒットしてから連続ジャンプは圧巻です。この週末は活性が高く、たくさんのシイラがキャッチされたようです。
 ほかにはイナダ五目も狙い目です。ワカシ、イナダをエサではトップ30本、ルアーでは20本という具合に、エサ釣りにルアーも同船して楽しめる宿もあります。

 

参照:相模湾平塚港庄三郎丸

 

 

 さて、いかがでしたか? 
今週、私が注目したのは「納涼フィッシング」、いわゆる夜釣りです。ほかには鹿島のフグ、飯岡沖のルアーホウボウ、相模湾のシイラやイナダも狙い目です。あとは相模湾キハダが本格化するのを待つばかりです。
 それではまた来週お会いしましょう。